前回に続き季節の話をいたします。
前回の話で骨盤が一年あるいは月毎に変化している事はご理解頂けたかと思います。
今回は均整法的に捉えた各季節の体の変化を見て行きましょう。
まずは春です。
春は登る季節。企てる季節とも表現します。春の太陽光は地面を温め、それまで眠っていた植物や虫たちが土から這い登る時期となります。
それは人体にも影響する自然の力です。体の中の血液も頭の方へ上がりやすい傾向があります。
以前重心の説明で話しましたが、血液が集まるとそこは機能が高まるのです。つまり頭の機能が上がる春は物事を企画するとか、新しい事を始めるには持って来いの季節となります。
入学式が春にあるのは自然に合っていると思います。
頭に重心があるのは頭脳型ですから、春は頭が緊張した人あるいは疲れた人が調整の対象となるのです。
この時期は睡眠がおかしくなる人が多くなります。大脳を休ませるには睡眠が一番ですから、春は睡眠を深くし頭の疲れを改善する調整を行います。
春眠暁を覚えずというのは頭を休ませる為なのです。
さらに冬の間締まっていた骨盤が夏に向けて弛み始める頃ですから、骨盤の開閉にもっとも関係する骨盤型の調整を必要とする人もいます。
面白い事にこの前後型と骨盤型は体型相関という関係で、前後型の調整で手に負えない場合は骨盤型を調整するという関係なのです。
相性的にも前後型の人と骨盤型の人は相性が合います。
次に夏です。
夏は初夏と梅雨に分けます。
5月に立夏を迎え、本格的な夏に向けて発汗を良くする時期です。
この時期から汗をかく訓練をしていると夏バテしにくくなります。
夏場は消化器に重心が固定しやすいため、食欲が落ちるなどの症状が出てくる事があります。
梅雨に入ると湿度が高いため発汗が抑えられます。その結果毒素の排泄を腎臓に頼らざるを得なくなり泌尿器型が一時期出てきます。
梅雨後半になると湿気と気温からウイルスや菌が繁殖し、免疫機能がダメージを受けます。脾臓へ影響しそれに関係する体型へと変化して行きます。
そのあと本格的な消化器型の時期となります。ポイントとなる胸椎の6番という処は発汗によって体温を調節している神経です。
外は暑く室内はクーラーで冷えているため、体温調節が狂いこの6番は曲がってしまいます。ここは胃腸に関係した神経も出しているため、食欲の低下が起こるわけです。
夏は消化器型の調整を行うと体は調子が出るようになっています。
このあと秋と言いたい処ですが、夏と秋の間はもう一つ季節があります。
東洋医学ではこの時期を土用と言います。ウナギを食べる土用の丑の日の土用です。
土用とは真ん中という意味で一年の真ん中を意味します。各季節にも実際は土用があるのですが、ここでは大きな土用として説明します。
この土用は骨盤の一年での大きな変化、春から夏に開いて来た骨盤が冬に向けて閉まって行く転換期に当たります。
まだまだ暑い時期なんですが、この時期からあまりにもダラダラと汗をかいていると体がバテてだるくなってしまいます。夏に弱い人は骨盤が開きすぎているのです。
そこで体に転換期を知らせ冬に向けての骨盤収縮を促進させる目的で骨盤型を調整します。
骨盤型とは骨盤を行動の中心とした体型であり、骨盤は人体の中心でもあります。
それを一年の中心の時期に調整するというのも面白い事だと感じます。
長くなりましたので後半は次回に致しましょう。
読んでくださってありがとうございました
(*^^*)感謝