つい先日の話。
寝違えて首を左に捻じれない60代半ばの女性が来院しました。

以前、三指半操法 の記事で触れましたが寝違いは体の捻れ現象です。

捻れというのは体を冷やした時に起こしやすい歪みで、冬はもちろんですがクーラーで冷やす夏場も起きてしまいます。

冬に向かっては骨盤が引き締まり、筋肉も締まって行くので、ある程度冷えに対しての備えが出来ています。

それに対し夏場は、汗をかき体温を逃がす必要から体が緩んでいます。そこへクーラーの冷えを受ける訳ですから、冬場よりも冷えの影響は深刻なのです。

中には冷たいものをガブガブ飲んで、体の中からも冷やしている方が多くみられます。

この女性も外で汗をかいては部屋でクーラーや扇風機を浴び、皮膚を急激に冷やしたため体が捻れて寝違いの痛みが出たのです。

仰向けで寝てもらい首の動きを再度確認してもらうと、やはり左へは向けません。右へはアゴが右肩に付く位回っています。

次に体全体の捻れを観るために両膝を立てて左右に倒してみます。

体が硬くてどちらに膝を倒しても横一直線に伸ばした腕が床から浮いてきます。特に膝を右へ倒すと左腕が高く浮きました。

こういうのは私の大好きな技 山本宣良先生の『三指半操法』の出番です。

右足を大きく開いて三指半操法 を5回行いました。所要時間は一分位なものです。

「はい、左に顔を向けてみて下さい」

女性は顔を左に向けてみて、面白い反応を示しました。

「こっちは向けるんですよ、でも反対側に捻じると。あれ???」

と言って右を向いてみても当然楽なんです。右は最初から向けるんですから。

あまりにも普通に左に向けたので、最初から左は楽だったと勘違いしたんですね。

それで反対を向いてみても当然向けるので頭がパニックを起こした訳です。

膝を立てて捻じってみると体全体の捻れが取れ、腕は両方とも浮かなくなっていました。

女性は「えー?、どうして?」

と終始不思議がっていましたが、私はたんたんと操法を続けます。

首の骨を整える『リモコン操法 』そして『心臓調整 』へと技を繋ぎます。

下半身を操作する一連の操法を終え、いよいよ首を触ってみます。

名古屋の重鎮 後藤房子先生 直伝の上部頚椎の操法をしてみました。

これは首の一番上と二番目の骨を整える操法で、首を曲げたり捻じったりという緩やかな動きの組み合わせで、この二つの骨が綺麗に整う不思議な技です。ボキボキなどの音はしません。

この操法をしてみても痛みはすでに無いようでした。

この女性は血圧が高く、寝違いの他に首を後ろに倒しづらかったので、胸椎の一番(首の骨が七つ終わってその下から胸椎が始まります。その一番目の骨)の動きを良くして終了しました。

終わったあと

こんな事ならもっと早く来れば良かったわ!と言いながら、まだ信じられないご様子でした(*^^*)

「どこか傷めたらすぐに来てくださいね。慢性化すると回数がかかりますよ」と説明しました。

この頃、こういった捻れ現象の異常を起こしている方がちょくちょくいらっしゃいます。

膀胱炎なども捻れ現象ですので、心当たりのある方は調整する事をお勧めします。

捻れを修正しないと何回でも同じ事を繰り返しますよ。

暑い時期でもクーラーで冷やしたり、冷たい物を飲む方は冷えの影響を受けて捻じれています。

捻じれから来る症状は痛いものが多いんです。

風呂に浸かったり温かい飲み物を飲むなどの対策も必要ですが、捻れを取るのは均整法の得意とする処です。
お任せください!

読んでくださってありがとうございました
(*^^*)感謝


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