骨董品や美術品がお好きな人にぜひお勧めしたい本をもう一冊紹介します。
『骨董裏おもて』(広田不孤斎、図書刊行会)
筆者の広田不孤斎氏は、1897年(明治30)富山県八尾町(現 富山市)生まれ。
十二歳で上京し神通薫隆堂に入る。1924年(大正13)の関東大震災後、西山南天子とともに古美術店「壺中居(こちゅうきょ)」を創業。
会津八一氏(秋艸道人)の揮毫による壺中居の看板といえば今や東京・日本橋に店を構える超一流の古美術店で、骨董品や美術品好きの人で知らない人はいないくらい有名なお店です。
壺中居の屋号は「壺中之天」の故事から名付けられました。そこには、日常の中にある別天地であることを願い、美術を愛する皆様の憩いと楽しみの場でありたいという創業者二人の想いが込められています。美術雑誌『目と眼』などで会津八一氏(秋艸道人)の揮毫による壺中居の看板の写真をご覧になられた方も多いかと思います。
この本では、そんな「壺中居」の創業者の一人(ちなみにもう一人の創業者・西山南天子氏は1933年(昭和8年)享年三十三歳にて急逝)広田不孤斎氏の、少年期の丁稚奉公の頃から独立し成功するまでのエピソード、エッセイが薫り高い文章で書かれます。
悪徳業者や諸先輩方とのやりとり、いわゆる成金さんの美術品の買い方や有名財界人・文化人との交流など実に味わい深い内容です。
広田氏もまた前回紹介した浦上敏朗氏と共に優れた美術品収集家としても知られるのですが、最後にはそのコレクションのほぼすべてを東京国立博物館に寄贈されています。品格の高さが如実に表れた名文の数々…その理由が晩年の生き様からも感じ取れます。
全ての方におすすめするような本ではありませんが、少しでも『美』に対する意識のある方にぜひお読みいただきたい一冊です。
興味のある方はぜひ!
「人気ブログランキング」にエントリーしています。
1日に1回 クリックして頂けると嬉しいです!
↡ ↡ ↡ ↡ ↡ ↡ ↡
『いど鍼灸整骨院 / 中医鍼灸治療室』のFacebookも適宜更新しています。
Facebookはこちら → ♡
Instagramはこちら→💛
いど鍼灸整骨院 / 中医鍼灸治療室
大阪府八尾市北本町1-1-7
TEL : 072-991-3366
http://www.ido-s.jp/
