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京阪電車が農業に進出
こんばんは、ビンディーの小林です。
京阪電気鉄道は6日、有機野菜販売の「ビオ・マーケット」(大阪府豊中市)を買収すると発表した。沿線住民の減少で鉄道事業の伸びが見込めない中、農業分野に進出し、新たな収益源の確立を図る。
食の安全に対する意識の高まりから、質の高い有機農産物は成長が見込めると判断した。京阪電鉄が沿線で運営する百貨店やショッピングモール、系列ホテルにも供給する方針で、グループとしての相乗効果も見込む。
10月にビオの創業家から株式の過半数を取得し、子会社化する。社名はそのまま残す。
ビオは1983年設立で2014年3月期の売上高は30億円。「ビオ・マルシェ」のブランド名で有機野菜の宅配や卸売りを手掛け、京阪電鉄の系列百貨店とも取引があった。さいたま市や千葉県流山市に直営店もある。(産経新聞)
京阪電車の主力路線、京阪本線の起点と終点を言える方は関西在住でも珍しいんじゃないのかな?起点は大阪梅田の南側1kmにある淀屋橋駅から京都の出町柳駅(厳密には本線は三条駅)まで結んでいるんだけど、阪急との競合を避けるかのように、かなりマニアックなルート取りをしているんだ。(厳密には京阪のほうが先にできている。)
起点の淀屋橋はまだしも、終点の京都付近は南に大きく迂回しながら、京都の中心部ともいえる四条河原町の鴨川東岸側にアプローチする。いかにも我が道を行くといった感じなんだけど、京都市内には外部に人からも、はてなというルート取りをした路線が他にもあるね。
マニアには堪らない京福電鉄嵐山本線と北野線は、その典型だね。嵐山本線の四条大宮が阪急の大宮駅と僅かに接続してる以外は、完全に宙に浮いている路線だ。日本の民鉄は旧国鉄駅から放射状に広がるような路線作りをしてきている。それは客の利便性を考えたことであり、しいては会社の売上向上にも繋がっているんだけど、この京福電鉄はその意識が微塵も感じられないね。
京都市民の歴史的な市内移動を実現したのかもしれないね。ある意味、非常に残して欲しい路線でもある。
JR京都駅は、山陰本線の分岐する一大ターミナルだけど、駅の立地は市内の南端でもあるんだ。駅の開業当時は鉄道が来ても、街の中心部は変わらないと自負していたかもしれない。でもその京都が現在、必死になってリニア新幹線の誘致をしている。「一見さんお断り」精神も世代交代を迎えているのかもしれないね。
ここまでお読み頂きまして
ありがとうございました。
小林治巳