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たま駅長が15歳の誕生日
こんにちは、ビンディーの小林です。
和歌山電鉄の社長代理と貴志駅(和歌山県紀の川市)の駅長を務める三毛猫の「たま」が29日、15歳の誕生日を迎えた。人間なら約75歳に相当する。貴志駅では、訪れた約350人が見守る中、誕生日会が開かれ、たまは「これからもがんばるニャー」と元気な姿を見せた。
部下で伊太祈曽駅(和歌山市)の駅長の「ニタマ」が健康長寿祈願のお札を、社員がじゃがいもの生地に肉や魚がたっぷり入った猫用の誕生日ケーキをプレゼントし、たま駅長はにおいを嗅ぎペロッとなめた。
たまは1日6時間、週4日程度貴志駅に勤務。のんびり昼寝をしながら、客を出迎えている。最近の健診で獣医師が、喜寿を迎えるとは思えない若々しい毛の艶や歯の丈夫さに驚いた様子だったという。(産経新聞)
わかやま電鉄貴志川線は、JR和歌山駅から東側の貴志川町の貴志駅を結ぶ14.3kmのローカル線だ。もともとは南海電鉄の赤字ローカル線で、廃線対象だったものを地元が岡山県の両備グループ岡山電気軌道に救援を依頼し、辛うじて現在も生き延びているんだね。
ただ南海時代からの年数億単位の赤字は変わらず、厳しい状況は今後も続きそうだ。今はとりあえず、たまのおかげで外国人観光客なんかも来ているようだけど、観光客なんて猫と同じで気まぐれだから、このブームが終わった時が心配だね。
今、全国的にもゆるキャラブームだけど、キャラを見に来るために自動車で来られては、たんなる渋滞を引き起こすだけになる。赤字ローカル線は、継続的に鉄道に乗ってもらう事に意義があるわけで、方向性を間違ってしまうと本当に廃線になってしまうね。
わかやま電鉄の苦悩を尻目にたまはただ寝ているだけだ。
ここまでお読みいただきまして、
ありがとうございました。
小林治巳