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工場見学ならぬ工場路線見学
こんにちは、ビンディーの小林治巳です。
東京で半日時間が空いたら、川崎市にある鶴見線がお薦め。この鶴見線は京浜工業地帯の真っただ中をそこに勤める社員のために走っているような路線だ。工場街をたんたんと走っていくんだけどちょっと良いところがあるんだね!
アプローチは京浜東北線の鶴見駅からが一般的だけど、川崎駅から南武線にのって一つ目の尻手から浜川崎にアプローチする手もあるね。実はこの鶴見線は実質的には扇町までの本線と途中から分岐する海芝浦支線、大川支線の3線に別れているんだ。
結論からいうと本線と大川支線は興味と時間がある方だけ行ってね。主たる目的は海芝浦駅。鶴見駅を出た電車は大きな国道15号をまたぐとその名も国道駅に到着する。この国道は先日の箱根駅伝のルートで鶴見中継所に近い。
電車は本線と海芝浦方面への分岐駅の浅野駅に到着する。浅野駅の由来は、前身である鶴見臨港鉄道の設立者で、浅野財閥の浅野総一郎に因んで名付けられたんだね。ここで電車は海芝浦方面の右方向にカーブしていく。その途端、左側に運河が広がるんだ。鉄道の景色としては最高~。
海の上を走っているような錯覚を覚えながら電車は右へ大きくカーブしながら海芝浦の駅に滑りこんでいく。浅野駅から4分、鶴見駅からでも僅か11分の旅だけど異空間の体験ができるんだ。
海芝浦駅のホームの下には海が広がっていてテレビの撮影に良く使われている。そのまま改札口へと向かおうとしてもそれは無理。この改札口の外は東芝の工場だから社員証を持っていないと入れない。でも鉄ちゃん向けの休憩スペースは確保されているから帰りの電車はそちらで待って・・。
最後に注意がひとつ。平日の通勤時間帯の乗車は避けたほうが良いかもね。鶴見線は今日もたんたんと工場街を走っていくんだね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳