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月宮神社(福島県伊達市月舘町)

月宮神社(つきみやじんじゃ)。



福島県伊達市月舘町に鎮座。
御祭神は月讀命(ツクヨミノミコト)。

伝承によると、舘石の産土神境内にある大槻木の根本に大ガマが出没していた。
それを長屋の敬神家が背負い、祠を建てて祀り「月ノ宮」と称した、というのがはじまり。

人々がそれを養蚕の神として信仰することに天保十四年(1843年)に現在地に遷座。
毎年八十八夜の例祭日には近郷近在はもとより、宮城県などからも参拝者が集ったのだという。



また、地域に残る別の民話ではこんな話も。
寛政年間の七月、常日頃から信仰の深かった治郎兵衛と平左衛門が出羽三山に詣でたときのこと。

朝、御来光を拝むべく、朝もやの立ち込める鏡ヶ池で身を清めようとした。
顔を洗おうと鏡ヶ池に手を伸ばしたところ……
なんと、まだ朝陽も登っていないというのに、池の中がキラッキラッと光るではないか!

二人は氷のように冷たい鏡ヶ池に入り、光った辺りを手で探ったところ、何か堅いものが触れるではないですか。
急いでこれを綺麗な水で洗い流したところ、出てきたのはなんと、木彫の仏像。
仏像は朝陽を浴びて、何かを語りかけるように柔和な御尊顔を二人に向けていたのだった。

二人は「これはいつも篤い信心をしていることへのお授けである!」と小躍りし、仏像をおしいただき、足早に帰ったのだとか。

その後、仏像は数多の変遷を経て、現在の女神山の麓に祠を建てて仏像を安置し、月宮神社になったのだという。
明治・大正・昭和の戦前までは蚕の守護神として伊達・信夫・安達はもとより、遠くは相馬・仙台・山形からも年間数千人を超える崇敬者が参拝に来ていたらしい。
しかし時代の流れで養蚕が下火となってからは参拝者も里人ばかりになったのだとか。


そんなわけで今回の記事も伊達市月舘町の神社。
前回の小志貴神社から車で10分もかからなかったかと思います。


【 鳥居 】
境内の入り口の鳥居。
小志貴神社もそうですが、スダレのような形状の注連縄が特徴的。



【 手水 】
鳥居の手前、左側にある手水所。



境内の石灯籠。
赤みがかった石がなんだか素敵ですね。








【 拝殿 】
鳥居をくぐった先の石段を登ってすぐ、拝殿が見えて来ます。
御神紋は巴紋。
扁額がいっぱい掲げられておりました。




【 本殿 】
そしてこちらが御本殿。
シンプルな造りで、記紀の中でも控え目な月讀命らしさの表れた本殿ですね。




【 境内社 】
御本殿周辺の境内社。
下の画像のものは比較的新しい感じでした。
お社を直したりされたんでしょうかね。


さてさてさて。
そんなわけで無事にお参りが済みまして、御朱印をお願いします。
こちらの月宮神社さんも川俣町の羽田春日神社さんで管理されておりまして、そちらで御朱印をお願いしました。



で、頂いた御朱印がこちら。
小さな神社なのですが、ちゃんと月宮神社という社名の印が押されています。

ちなみにこちらの月宮神社付近に女神山への登山口があるんですが。
その女神山、頂上には小手姫を祀った石祠があるそうなんですね。
川俣町、月舘町に伝承が多く残っている小手姫。
いずれは女神山にも登ってみたいなぁ・・・と思うのですが、夏はマムシがいっぱい出るんだとかで・・・(;´・ω・`)



◆神社への地図



◆神社の情報

月宮神社   つきみやじんじゃ

御祭神 : 月讀命
社格等 :
鎮座地 : 福島県伊達市月舘町上手渡字長屋