ゴシュインデイズ -235ページ目

隠津島神社(福島県郡山市)

隠津島神社(おきつしまじんじゃ)。



ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-


福島県郡山市に鎮座。

御祭神は武御雷之男神(タケミカヅチノヲノカミ)。

社格は明治二十九年に郷社、のち明治三十一年には県社に列格。


また、古くからある神社で陸奥國安積郡の延喜式内社としても名前が残っている。



御祭神の武御雷之男神は、イザナミがカグツチという火の神を生んで大やけどを負った際に、怒ったイザナギがカグツチを斬り殺したところ、その剣から滴り落ちる血より生まれた神。

国津神から天津神への国譲り(天照大御神が大国主を脅して出雲を表向きは友好的にゲットした出来事)の際に、中心となって動いている。

この国譲りの際に、大国主の息子である建御名方神(タケミナカタ)がただ一人、反対の声をあげる。

すると武御雷之男神はタケミナカタと戦い、諏訪の地まで追い詰めるとタケミナカタを降服させて国譲りを成就させた。

ちなみに、このタケミカヅチとタケミナカタの力比べが相撲の原点になっているとかいないとか。

それでタケミナカタは諏訪の地にある諏訪大社で祀られ、国を譲った大国主は出雲の地にある出雲大社で祀られるようになった。

こうして国譲りで敗れた国津神をそれぞれの地に祀っているというのは……

京都の御霊神社に祀られている神々が非業の死をとげた人々であったり。

配流されて怨みを抱きながら最期を迎え、祟りを起こしたために各地の天満宮に神として祀られた菅原道真公や、白峯神宮に祀られた崇徳院であったり。

自分にとって脅威な存在、祟りを起こしそうな存在は、神として祀って味方にしてしまおうという形だ。

たとえ厄介な存在で強い力を持っていたとしても、神として持ち上げることで味方にしてしまえば、これほど心強いことはない。よく考えるもんだねえ。


あ、話がタケミカヅチから逸れましたけども。

タケミカヅチは常陸國一之宮・鹿島神宮 の御祭神になっていて、全国にある鹿島神社・春日神社で祀られています。



さて、この隠津島神社。

古くから存在していたようだが、創始年代については不明。

それというのも、嘉永二年に火災が起こっており、多く存在していた古文書がわずかを残して焼失してしまったためだ。

伝承によると、当時のこの地には安積沼という大きな沼が存在し、獣や蛇が多く住んでいた。

そのため、田畑に害を与え、人々の暮らしを脅かしていた。

その上天候不順により凶作になるなど、数多くの苦難があった。


そこで時の国守により万民の安寧と世の平安、五穀豊穣を祈って、武御雷男之神を奉斎し神社を建てた。

これが現在の隠津島神社という。


その後、貞享三年・天保十三年に社殿が改修されるなど、氏子らによって守られてきた。

現在の社殿は明治十二年に造営されたもの。




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     【 一の鳥居 】

一の鳥居は国道49号線沿いにある。

信号のすぐ隣なのでちょっと気を抜くと通り過ぎちゃうかも。

私は実際に勢いあまって通り過ぎました(´・ω・`)

ここにお参りに来るの、二度目なのにね(´・ω;:;..:.....:.....



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     【 参道 】

で、一の鳥居を車で通り抜けると参道。

右手には駐車場がある。

参道には真新しい石灯籠が立ち並んでいる。

これだけのものを作るのはさぞ大変だったことだろうなあ。

それにしても、真っ赤に染まった植え込みがきれい。



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参道を進んでいくと、道が二手に分かれる。

正面が隠津島神社。右手が末社の愛宕神社。

タケミカヅチが祀られている神社で、境内社が愛宕神社とは。

やっぱりタケミカヅチ様の誕生の原因となった愛宕神社の御祭神のカグツチ様との因縁とか、そのあたりが関係あるんだろうか?

詳しくは分からないんですけどもね。



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     【 古い社号標 】

こちらには『 縣社 延喜式内 隠津島神社 』と記されている。



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    【 手水舎 】

手水舎のお水は蛇口をひねるパターンのもの。

ふふん、このおいらにかかれば、赤子の手をひねるより造作ないわ。

実際にこんなセリフを言うチャンスはまったく無いわけですが。

ともかく蛇口をひねる形で。



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     【 二の鳥居・三の鳥居 】

こちらも石造りの明神鳥居。

この辺りから木々が多く生えていて、いかにも鎮守の森といったムードに変わる。

しかしこれだけ木々があると、お掃除も大変だろう。

特に石段は目立つから、その御苦労を考えると。


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石段を登って行くと、正面に大きくて鮮やかな朱?赤?の屋根が見えてくる。

そう、あれが拝殿だ。



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     【 拝殿前の左右の狛犬 】

こちらの狛犬、けっこうデカい。

後ほど宮司さんとお話したときに伺ったのだけど。

この狛犬は、タケミカヅチ様が軍神ということで、戦時中に出征する兵士がこの神社で祈祷してもらったところ無事帰還できたために御礼として奉納したものなんだとか。

すばらしいね。霊験あらたか。

それと、神様に御礼をするという気持ちも。

今、神様にお願いをして叶ったからって、どれくらいの人がお礼参りをするんだろう?

こういった気持ちは忘れずにいたいものだよね。



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     【 拝殿 】

四時前くらいという時間帯だったので誰も居ないかと思ったら、なんと七五三の御祈祷中。

邪魔になるといけないので、お参りを後回しにして境内を散策することに。

そういえばここの屋根にも、×印の丹羽氏の家紋。

これを社紋にしてるということは、きっとこちらも二本松藩の保護を受けていたんだろうなあ。



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     【 本殿 】



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     【 境内社の愛宕神社 】



そんなこんなで境内を見て歩いていたら、御祈祷が終わったようなのでお参りをして宮司さんに声をかけてみることに。

そしたらびっくり!

「どうぞ、拝殿の中も見ていって下さい」だってさ!

御祈祷を受けるわけじゃないのに、なんだかかえって申し訳ねーです(; ・ω・`)


女性の宮司さんだったせいか、いろいろとお話を聞かせていただけた。

さっきの狛犬のエピソードとか。

社格は最終的には県社だったけど、郷社から県社に昇格させるために当時の宮司さんと氏子さんがかなり頑張ったこととか。

拝殿内には三十六歌仙の額があることとか。

拝殿にお神輿が納められていて、御祭りではいつも大変だとか。

神楽殿が昔はあったけど、今は無いのでなんとかしないといけないとか。

本殿が老朽化していることとか。


滅多にこんなに宮司さんのお話はお聞きできないので、拝殿の中でとっぷりと話し込んでしまったのです。


そしたら外はこんな感じに。




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暗っ!!

曇ってたせいもあるんだろうけど、さすがに秋は日が落ちるのが早いよ(´・ω・`)

時間的にはまだなんだけど、外がこんな様子なのでこの日は御朱印をお願いせずに退散。

帰る前にもう一度お賽銭を入れて、拝殿にお邪魔いたしましたと拝んで後にしたのでした。



というわけで、御朱印は前回参拝時にいただいたものを。



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三の鳥居右手にある社務所で頂ける。

初穂料は300円。

木々に囲まれて雰囲気があって、延喜式内社という歴史も深い神社なので、郡山方面に行った際にはぜひ。







■隠津島神社への地図



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◆神社の情報



隠津島神社  おきつしまじんじゃ


御祭神:武御雷之男神

社格  :県社、延喜式内社

鎮座地:郡山市喜久田町堀之内字宮19-1