三石神社(福島県南会津郡只見町) | ゴシュインデイズ

三石神社(福島県南会津郡只見町)

三石神社(みついしじんじゃ)。



福島県南会津郡只見町に鎮座。
御祭神は伊邪那岐命(イザナミノミコト)、白山姫命(シラヤマヒメノミコト)、少彦那命(スクナヒコナノミコト)。

三石神社はその名のとおり、三つの巨石が山中にあったことから名付けられたものと言われている。
これらの石は磐座(いわくら)として「神の鎮座するところ」と尊崇されてきた。三石神社はこの巨石そのものを御神体としてきたとのこと。
また、御祭神から「加賀國一之宮 白山比咩神社」の御分霊であると考えられている。

神社としての起源は平安時代の文治年間(1185~1190年)、奥州藤原秀衡征伐の大功を立て、源頼朝より当地を賜った金山谷横田の領主・山内経俊が夢枕に立った神霊のお告げに導かれて奉願したと伝えられている。


さてさてさて。
こちらの三石神社は前回の瀧神社と同じ只見町にあります。
そんなわけで御朱印を頂いて最初にお参りした時も、前回と同じく3月下旬。
その時はどんな様子だったかというと……



はい。どうみても辿り着けません。
そんなわけで雪解けを待って5月に再訪したのでした。



【 鳥居 】
瀧神社から徒歩10分くらい、車なら2分くらいで到着可能な場所にある鳥居。
周囲の緑に朱塗りが鮮やか。
目立つのですぐ分かるかと思います。

……が!鳥居をくぐった先の参道は完全に山道。
参拝前にJR只見駅内にある「観光まちづくり協会」で三石神社のパンフレットをもらっておくことを強くオススメします。
参道のイラストの地図があるので、それを見ながら歩いた方が確実です。


只見駅にはこんなパネルも立っているので観光まちづくり協会はすぐ分かるかなぁと。
今年は戊辰戦争から150年。このキャラクターは長岡藩の河井継之助でしょうかね。
只見町には彼の記念館があります。








【 参道 】
参道はこんな感じ。
完全に山道ですね。スニーカーとか歩きやすい靴じゃないと大変だと思います。
間違っても革靴とかヒールでは歩かないほうが良いですね。

ちなみにパンフレットを見ると社殿まではゆっくり歩いて15分弱くらいでしょうか。
最初のうちは私も参道の写真を撮ってましたが、途中からキツくなって登ることに専念してまして、参道らしい画像はここまでです(;´Д`)




【 縁結び三石清水 】
こちらは手水舎の代わりなのか、参道途中にある『縁結び三石清水』。
只見町銘水10選の一つ。
何故『縁結び三石清水』という名前なのかというと、この三石神社は縁結びのご利益が強いと昔からずっと評判だからなんですね。

こちらの三石清水から5分ほど参道を登ると見えてくるのがコチラ。






【 一の岩 】
一の岩と呼ばれる巨石。
こちらの岩には穴があいており、ここに頭を入れてお祈りすると頭が良くなる・頭の病気が治るといったご利益があるんだとか。

そしてこの一の岩からさらに左手に登った先、約50歩ほどの場所。
今度はニの岩が見えてきます。




【 ニの岩 】
こちらがニの岩。
岩からは夏の日照りの時にも涸れずに湧き出しているという水が滲み出していて、涙のように見えることから『泪岩』とも呼ばれているそうです。
この水を目につけると、目の病気が治ると伝えられているんだとか。

この二の岩から約100歩ほど登ると、有名な三の岩が見えてきます。



……が!
三の岩が見えてきたところで道の先から突然物音が!
何かが斜面を駆け下りていくじゃないですか!



その先を見てみると何やら獣が……!
スマホでの撮影なので画質が非常に粗いんですが、こちらの方を見てました。
これ、遭遇したのがクマじゃなくて本当に良かった……なんせここは只見町、クマが居たとしても不思議じゃない……!














【 三の岩 】
そしてこれが三の岩。
通称『縁結び岩』と呼ばれる巨石であり、三石神社の社殿です。
まるで岩に浸食されているかのような社殿。
建物部分は岩の形に合わせて造られたんでしょうけども、なんとも不思議な構造です。

この『縁結び岩』には小さな孔が無数にあいていて、紐を通して五円玉を結ぶと御縁が結ばれると言われているんだとか。
ちょうど五円玉は持っていたものの、残念ながら紐を持っておらず……お賽銭として入れることでお願いしました(´・ω・`)

ホントここ何年か職場と家の往復ばかりでまったく良い御縁が無いので、御縁が欲しいところ。
御朱印が趣味だったりしたらきっとお参りも楽しく行けると思うんで、どなたか誰か紹介してください!
むしろ縁結びの神さまお願いします!

……そんなわけでちょっと取り乱しましたが。
ちなみにこちらの岩、最初の御由緒のところにも書きましたとおり、岩自体を御神体としていたとも言われているようで。
岩の周囲が斜面になっていて道らしきものも有ったのですが、登るのは控えておきました。

さて、無事にお参りも済みまして、御朱印になります。
こちらの三石神社と前回の瀧神社
只見町の神社ですが、普段は宮司さんは居ない無人の兼務社になります。
ではどちらの神社で管理されているのかというと、隣町である南会津町にある田出宇賀神社さんです。



そして頂いた御朱印がこちら。
見開きで頂いたので、二社紹介後の御朱印紹介となりました。
宮司さんは「今まで瀧神社はお願いされて書いたことあるけど、三石神社は書いた事なかったなー」と仰っしゃりながら書いて下さいまして。
兼務社の御朱印もご対応頂ける神社さんが増えてきましたが、毎回ご対応頂けるかどうかは不明です。

ちなみに。
南会津町(田島)と只見町は隣町ですが、距離にすると約60キロほど。
福島市~仙台市間と同じくらいの距離がありますのでご注意を!



◆神社への地図



◆神社の情報

三石神社   みついしじんじゃ

御祭神 : 伊邪那岐命、白山姫命、少彦那命
社格等 :
鎮座地 : 福島県南会津郡只見町只見