田中稲荷神社(福島県会津若松市)
田中稲荷神社(たなかいなりじんじゃ)。
福島県会津若松市に鎮座。
御祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)、大宮比売命(オオミヤヒメノミコト)、猿田彦命(サルタヒコノミコト)、春日大神、住吉大神、松尾大神。
創建年代は不詳だが、一説には長久三年(1042年)に稲荷神社の社殿が建てられた……とも伝えられている。
至徳元年(1384年)、会津の領主であった葦名若狭守直盛公が城を築こうとしていたところ、何度も何度も城の縄張りをするものの、ついに心にかなうものは出来なかった。
そのため、葦名直盛公はこの田中稲荷神社に祈願。
その後、葦名直盛公は夢の中でお告げを受ける。
目覚めてすぐに外を見やると、うっすらと雪が降り積もり、その上に狐の足跡が残っているではないか。
葦名直盛公はこの足跡をたよりに城の縄張りをおこなったところ、比類なき名城が出来上がった。
これに喜んだ直盛公は、田中稲荷神社を勧請して城の守護神として祝い祀らせることとする。
その守護神というのが、現在の鶴ヶ城稲荷神社 だ。
また、文禄元年(1592年)に蒲生氏郷公がこの地の名称を『黒川』から『若松』に改め、それに伴って辻小路を通して棟を連ねさせて市を開かせた。
その際、この地に昔から鎮座していた田中稲荷神社を市神として奉ったのだという。
そういった御由緒があってか、この田中稲荷神社の例大祭では『ほおずき市』が開かれ、多くの店が軒を連ねるんだそうだ。
その『ほおずき市』の詳細について検索したところ、こんなニュース が掲載されていたので、そちらをご覧いただければと思います。
鶴ヶ城稲荷神社にお参りして、御由緒を見たらこちらが勧請元とのことだったので参拝してみました。
こうやってお参りしていると、やっぱり御本社とか、そういう原点の場所には行ってみたくなるよね(´∀`)ウフフ
【 境内全景 】
社号標の隣あたりから撮影。
会津若松の町なかにある神社ということで、少々こじんまりとした境内。
都市の中の神社って結構そういうところが多いよね。
でも、石畳が敷かれていたり、たくさん石灯籠があったりと、氏子の崇敬の篤さがうかがえます。
【 鳥居 】
石造りの明神鳥居。
蠶養國神社 の鳥居は今回の地震で崩れてしまったという新聞記事を見たけれど、こちらは被害が少なかったのか、鳥居も燈籠も無事な様子でした。
【 手水舎 】
鳥居をくぐって左手にある手水舎。
井戸のとなりにくっついているような形で面白い……んだけど、水が出ていなかったのが残念。
お清めできなかったので、気持ちだけお清め。
【 拝殿前の左右の狛狐 】
ひょろりとした体躯の狛狐。
子狐が親狐の手にぶら下がってる様子がちょっと可愛い。
【 拝殿 】
こちらは明治三十二年に建て替えられたという拝殿。
おお、なんだか鶴ヶ城 の白壁みたいで綺麗じゃないですか……と思ったら、なんとこの社殿。
世にも珍しい、土蔵造りの拝殿なんだとか。
たびたび火災が発生し、その度に社殿を焼失していたため、京都にある土蔵造りのものを模して建てられたらしい。
境内の案内板によると、日本でもその京都のものと、この田中稲荷神社の二か所しか存在しない珍しいものだとのこと。
たしかに鉄筋コンクリートな社殿は見た事あるけど、土蔵造りっていうのは初めて見たねえ。
屋根がちょっと斜めになってるのは地震の影響なのかなあ (´・ω・`)
【 本殿 】
土蔵造りということで、こちらも一続きの同じ土蔵で出来ている本殿。
継ぎ目も無くすらっとした壁面で綺麗。
しかし、本殿のすぐ後ろに御近所の住宅があるってことは、やっぱり境内はちょっとそんなに広くない感じみたいだねえ。
さて、無事に参拝も済ませ、拝殿左手の社務所へ。
御朱印をお願いします。
で、いただいた御朱印がこちら。
初穂料はお気持ちで、とのことでした。
うん……社号がスタンプだった神社は結構あったけど、住所や電話番号入りというのは初めてですな(`・ω・´)
というか、これって違う用途のハンコなのでは……
いやいや、でも今までにない形式。
新しい御朱印との出会いに、素直に嬉しくなるおいらでした。
■ 田中稲荷神社への地図
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◆ 神社の情報
田中稲荷神社 たなかいなりじんじゃ
御祭神 : 倉稲魂命、大宮比売命、猿田彦命、春日大神、住吉大神、松尾大神
社格等 :
鎮座地 : 福島県会津若松市大町1-1-5










