【ほころび始めた紅梅の花】

 

 

 

 

 上田城跡公園の児童遊園地にある紅梅がほころび始めた。


 好天に恵まれた2日は、多くの親子連れが遊具で遊んだり、芝生にシートを広げて暖かな日差しを楽しんでいた。


 千曲市から4歳と2歳の子どもを連れて訪れた30代女性は「(コロナ禍で)上の子は2月上旬から保育園の通園を自粛して家にいるので親も子もストレスがたまる。ここに来るのはいい気分転換。花が咲き始めると気持ちも明るくなりますね」と話していた。

 

 

【GM肥料による生ごみ堆肥化について

説明する池森社長(左)ら】

 

 

 

 

 

 

 

 

 上田市真田町本原の㈱グリームは17日、同市芳田に「資源循環型食品廃棄物肥料化プラント」を開所した。

 

 同社によると食品廃棄物(生ごみ)を同社が開発したGM肥料に投入して撹拌すると生ごみは微生物の働きで発酵し、2週間から4週間で分解する。

ほとんどが水と空気に分解され、最終分解物の重量は処理前の3%から4%ほどとなり有機肥料として再利用できる。

 GM肥料は、キノコの廃培地と微生物発酵液で作られており、好気性発酵なので腐敗臭の発生はないという。


 プラントの1日あたりの標準処理量は5トン。

市内の事業所から排出される食品廃棄物を受け入れる。

 4月からは、自校給食を行う市内6小中学校の調理くずを順次受け入れる計画だ。


 開所式で池森行夫社長(75)は「焼却処理される生ごみの80から90%は水分で、燃焼効率が悪く多くのエネルギーを必要とする。生ごみを微生物の働きで発酵、分解処理するこの施設はSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨にも沿っている。今後は上田市と連携し、上田市発祥の資源循環型プラントとして日本各地に展開していきたい」とあいさつ。
 

 来賓の土屋陽一上田市長は「この地域にとって事業系の生ごみを焼却せずに処理することはたいへん大事なこと。そのための施設として大いに注目したい」と述べた。

 

 

【前回の川渡し(2016年)。

大勢の力で千曲川を渡す】

 

 上田市国分の堀川神社御柱大祭実行委員会(山﨑公弘実行委員長)は、来月13日に予定していた御柱「山出し・川渡し」と、4月10日の本祭「里曳き・建御柱」の延期を決めた。

 

 同実行委員会は「新型コロナウイルス感染拡大」で、まん延防止等重点措置の延長に伴い、長野県全域が感染警戒レベル6になっていることから「現在の状況では御柱大祭の安全な挙行ができない」と判断。

 

 延期の日程は今後、協議し「感染警戒レベル3以下が望ましく、年内には執り行う」としている。
 

 堀川神社御柱は昨年12月に「斧入れ祭」を行い、小牧山で親柱と子柱を人力で伐採、総勢75人で曳き出し、山中のお休み所に安置している。

 斜面や段差、沢渡し、木落し坂など難所だらけの山出しと、大きな特徴になっている千曲川を渡す川渡しは、上堀と下堀だけでなく、地元消防団や神川地区全体が協力。

 山から川を渡り、すべて人力のみで行う伝統に”地域の誇り”がある。
 

 山﨑実行委員長は「山出しや川渡しには人の手が必要。機械でというわけにもいかない。地域のつながりや安全を最優先に考えた」と話している。


 なお、宝船や獅子頭、踊りなどの神賑行事、飲酒や直会等はすでに中止が決定している。

 

 

【前回の建御柱祭での

西宮歌舞伎舞台・祢津小子ども歌舞伎クラブによる忠臣蔵

(2016年)】

 

 

 東御市祢津の西宮区(堀口雅人区長)と西宮歌舞伎舞台保存会(小山忠範会長)は、4月17日の祢津健事神社「建御柱祭」での奉納歌舞伎の上演中止を決めた。


 「新型コロナウイルスの感染拡大」で、まん延防止等重点措置の延長、長野県全域が感染警戒レベル6になったことに伴い、西宮区は「御柱祭は必要最低限の人員で、重機を用いて曳行する」とした。

 同保存会は「感染防止、安全第一の観点から歌舞伎上演を中止する」ことを決めた。


 西宮歌舞伎舞台は御柱祭の奉納歌舞伎の際に開かれ、招待歌舞伎のほか、地域の芸能発表として寸劇や踊り、祢津小学校子ども歌舞伎クラブによる歌舞伎の披露も行ってきた。

 

 同保存会は、一昨年から伊那の中尾歌舞伎保存会に上演を依頼するなど準備を進めていた。


 堀口区長(73)は「祢津健事神社御柱祭と西宮歌舞伎舞台での歌舞伎上演を期待していた皆さまには大変心苦しい」。
 

 小山会長(74)は「日本最古を誇る歌舞伎舞台。200年前の江戸時代に作られた"からくり"

は、現代人が見ても目を見張るものがある。この歌舞伎舞台を末永く後世に伝えるべく維持管理に努め、7年後の御柱祭・奉納歌舞伎上演に向けて努力していきたい」と話した。
 

◆祢津健事神社御柱祭の日程は

 ▽3月13日「山出し」(里曳きは中止)

 ▽4月17日「建御柱祭」
 

 西宮歌舞伎舞台は文化13(1816)年に創建され、江戸時代中後期の江戸芝居小屋の原形を残す。

木造回り舞台として日本最古。

 

 同保存会は、西宮歌舞伎舞台内部の数々の舞台仕掛けの見学案内を事前連絡で常時対応している。

 (電話)090・8328・4637(同保存会・小山会長)

 

 

 上田市は5歳から11歳までを対象とした「新型コロナウイルスワクチン」の接種を、今月下旬から開始する。


 1日から全対象者への接種券送付と早期接種希望調査を始めた。

 調査の回答期限は14日で、基礎疾患がある子どもには、市が接種日を指定して通知(変更可)。

 一般の子どもは予約可能通知を送付し各自で予約してもらう。
 

 接種検討中など早期接種を希望しなかった子どもには4月以降、改めて年齢の高い順から予約可能通知を送付する予定。
 

 対象者は約9100人。

使用するのはファイザー社ワクチンで、3週間の間隔をあけて2回接種する。
 

 市新型コロナウイルス感染症対策室は接種開始の具体的な日時などについては「現在調整中」とする。
 

 接種会場は、基礎疾患がある子どもや同居する兄弟は、信州上田医療センター。

 一般の子どもは、ひとまちげんき・健康プラザうえだと丸子中央病院。

 

 

 


 上田地域広域連合議会は3月2日、2月定例会で上田広域が提出した「令和4年度当初予算案」など8議案を可決して閉会した。


 広域消防についての報告では、令和3年中の救急出動件数は9481件、令和2年より605件増、搬送人員は8859人で580人増。

 令和3年中の火災件数は62件、令和2年より8件減少。

特に8月7日から10月10日まで65日間の火災発生がなかった。令和4年度は広域消防発足50周年の節目を迎える。
 

 斎場について利用区域の撤廃や使用料の見直しについて、これから仮称「上田地域広域連合斎場利用検討委員会」を設置し、地域住民の代表者らで構成し、検討を行う。

 

 

 

 

 小諸市議会3月定例会は1日、2日目の一般質問で個人質問を行い6議員が質問した。
 

 

  ◆小林一彦議員は、小中学校の再編・統合計画について質問。

 今後決定される新学校の施設形態について、他自治体事例などを提示して見解を求めた。

 また、一体型や隣接型、分離型といった施設形態が、教育や児童生徒の成長に与える影響などを踏まえて、十分な検討を求めた。
 ◇小諸市の学校の再編について、小諸市学校教育審議会からの答申では、小中一貫教育制度導入の必要性が示されている。

また、施設形態については一体型義務教育学校を理想としつつ、現状としては、芦原中学校と小諸東中学校を学区とする併設型小学校・中学校の小中一貫教育推進が望ましいとされている。
 ◇小諸市教委は、今年度末を目途に学校再編基本構想を策定する。

 現在は、2月14から今月14日まで学校再編基本構想案についてパブリックコメントを実施している段階。

 案は市ホームページなどで公開。

案では、施設形態について決定せず、基本構想策定後に校地選定とあわせて具体的に検討していく計画。
 ◇山下千鶴子教育長は「施設形態による教育上のメリット、デメリットはそれぞれにあると承知している」とし「小中一貫教育を進めるにあたり、児童生徒にとってより教育効果が得られるように慎重に検討を重ねる」と述べた。
 

 ◆丸山正昭議員は、第2期小諸市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく「地方とのつながりを築き地方への新しいひとの流れをつくる」の具体的な施策として、2026年に開設100周年を迎える小諸市動物園と懐古園一体化の考え方について質問。

懐古園のさらなる活性化に向けて、一体性の周知を強化する取り組みを要望した。
 ◇市側の答弁で、あり方や今後の方針などが示された。

 小諸城址懐古園は、旧小諸城跡と動物園、児童遊園地などが連結した複合的な観光施設。

城跡と動物園は入園料が共通で、一体的なイメージはある程度定着している。
 動物園は現在、第1期目再整備として、ペンギン舎とふれあい休憩所を中心とした工事が進んでいる。

 工事は3月に完了し、4月29日にリニューアルオープンの予定。
 再整備は基本計画に基づき長期計画で複数回実施予定。来年度は第2期再整備の内容を決定する予定。

100周年は2期再整備完了と共に迎える見込み。

着実な再整備を行うことで次の100年に向けた新たな魅力づくりを進めていく。
 城跡は、観光局と連携し、既存の素材の見せ方や楽しみ方を工夫し、新たな客層に働きかけるような仕掛けに取り組む。

遊園地は、大規模テーマパークを利用する前の小さな子どもを主要顧客としている。引き続きこの客層を重視し、小さな子どもに愛される遊園地として受け入れ態勢を整える。

 ◇小泉俊博市長は「動物園リニューアルオープンに合わせ、児童遊園地も含め改めて一体的なPRを行い、より多くの来園客を呼び込みたい」と述べた。

 


 ◆中村憲次議員は、環境施策として事業用太陽光発電設備設置の課題について質問。

環境保全や安全面から、設置などに関する条例制定の必要性の有無について確認した。
 

 ◇小泉市長は、小諸の自然環境の維持、再生可能エネルギー推進、安全面と設置を抑制するエリアの明確化、市内でガイドラインが運用されている状況なども踏まえて「条例化について前向きに検討する時期にきていると考えている」と述べた。
 ◆また、中村議員は、市内のフェンスが無い事業用太陽光発電設備の実例を提示し、ガイドライン違反業者などへの適正な対応を求めた。

 

 ◆このほかの質問は

 ▽楚山伸二議員は、 小諸市の住環境整備として公営住宅団地とその周辺の住環境向上に向けた今後の整備など公営住宅の現状と課題。

 若い世代の求める住環境として 親水公園の整備の必要性。

 ▽髙橋公議員は、佐久平駅アクセス道路関連で、小諸市分の進捗状況、佐久市議会における佐久市長の発言、佐久市・佐久建設事務所、地元協議会などとの協議。

 ▽田中寿光議員は、財政運営として、第11次基本計画における財政目標で臨時財政対策債を除く理由など地方債残高について。

 基金残高の項目として、増加する解体費用の為に公共施設等解体基金の設置提案─など。
 

 

【メンバー募集説明会で久保田委員長(右端)】

 

【残雪の棚田(2月27日)】

 

 

 上田市殿城の稲倉の棚田保全委員会(久保田良和委員長)は2月26日、27日、保全活動メンバーの募集説明会を稲倉の里農村交流館で行った。

 両日で26人が参加。雄大な景色の中、農作業を手伝いながら、棚田で始まる出会いや交流への期待に胸をふくらませた。

 

 稲倉の棚田は平成11年に「日本の棚田百選」に認定。

同12年3月に保全活動が始まり、同15年から現在の会に。

久保田委員長(73)は4代目。棚田の景観や環境を生かした先進的活動に取り組む。

 今年2月14日には農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選定された。


 説明会では、久保田委員長らが活動内容や農作業スケジュール、有償ボランティアの心構えなどを説明。

 

 伊藤清治事務局長(70)は「棚田の急勾配の斜面で作業していると、自然と1日1万2000歩くらい歩くので健康には良い。皆さんも一緒に体を動かしてくれたら」と呼びかけた。
 

 大阪出身で上田に移住して6年の井澤信子さん(50)は昨年メンバーになり、1年間作業を経験。

 「棚田のこの景色を見た時に感動した。初めは泥の田んぼに入ることができなかったけど、来ることが楽しく、毎日来るたびに景色が変わった。この棚田を子どもたちへつなぐことが役割だと思った。多世代との交流でいろいろ教われるのも魅力」と話す。
 

 久保田委員長は「今年は参加者が多い。コロナで家にこもりがちなせいか、ここに来ると開放感があるのかも知れない。棚田での作業はまるで空を歩いているような感覚」。

「主力のメンバーは現在20人ほど。異業種の集まりで、機械が使える人、手先が器用でカカシが作れる人など、みんな自分にできることや得意なものを持ち寄っている」と話した。
 

 今月は4日に竹灯ろう作り、29日から31日に土手焼き、春耕しなどの作業を予定している。
 問い合わせ(電話)0268・75・4808(稲倉の里農村交流館)