【油彩画の力作が並ぶ】
山本鼎美術教室の洋画OB展は、24日まで、上田市天神3の市立美術館市民アトリエ・ギャラリーで開いている。
同市上田原の東信美術会参与、宮下倬實さん(83)に指導を受ける創画悠久の会、絵画を楽しむ会、学美会、みのり会の4団体28人が風景や静物、人物など油彩画60点余を展示した。
30号の「森の聖霊」などを発表した同市材木町の渡辺基予さんは「森に入った時に感じた、神秘的で何かが宿っているような雰囲気を絵で表現しようと挑戦しました」。
宮下さんは「コロナ禍は自分を見つめ、自分の世界を掘り下げる機会になった。描きこんだ作品が多く見応えがある」と話していた。
入場無料。
午前9時半から午後4時半(最終日午後3時)
【さまざまな技法の版画が並ぶ】
第10回「うえだ版画展」はあす24日まで上田市天神3、サントミューゼの多目的ルームで開いている。
信州版画協会上小支部の会員や木版画彩清会、神川版画クラブの会員ら30人が50点余を展示。
それぞれの作品には、作者のコンセプトを添えた。
自由な発想で制作した木版や銅版、ウォータレスリトグラフ、ドライポイントなどさまざまな技法の作品が並ぶ。
コンピュータ上で描画するジェネラティブアートに取り組む坂口恵二さん(69)=同市中央西=はCGの「錯視 唯識 ふることのき」などを展示。
「3、4mほど離れて眺めると、中央の赤が浮いて見えるかもしれません」。
木版の「早春の雪山」とメディウムはがし刷りの「古城小諸」を展示した松倉実さん(74)=同=は「木彫は無心に彫る楽しさがあり、メディウムはがし刷りは自由に描ける良さがある」と話していた。
入場無料。
展示時間は、午前9時半から午後5時(最終日午後4時)
【写真展「Kuma-san's photoexhibition
at Hanaoka」】
上田市中丸子の御菓子処花岡丸子店では、佐久市在住の写真家、安田貞喜さんの写真展「Kuma―sans photo exhibition at Hanaoka」を開催している。
今回はコハクチョウをモデルに、通い続けて撮影した貴重なショットを富士フイルムのGFXシリーズ、35㎜フイルムの1・7倍のセンサーを搭載したカメラで撮影した。
コハクチョウの飛び立つ様子や着水時に別の白鳥とぶつかりそうになった瞬間、噛みついて遊んでいる姿を捉えた。
作品をより魅力的に見せるため、水面の反射を背景にした写真も展示。
安田さんは、北佐久郡御代田町の大手電気部品メーカーでエンジニアとして勤務する傍ら、20年程前から本格的に写真を撮影。
現在は、週末を中心に活動する。
写真展示は30日まで。
営業時間内は自由に見学できる。
無料。
問い合わせは、安田さんのEメール、
kuma3s410@gmail.com
【手編みニットの作品を並べた金森さん】
【小物やアクセサリー】
上田市秋和の金森富美子さんは26日まで、東御市和の喫茶・ギャラリー茶楽庵で手編みニットの作品展を開いている。
春、夏用の糸で編んだバッグやポーチ、小物入れなど100点余を展示。
かわいらしいキノコの形のキーホルダーやレース糸で作ったイヤリングなどが並ぶ。
ビニールテープで編んだバッグは軽くて丈夫と好評だという。
金森さんは「編み物は少しずつ形になっていく楽しさがあり、完成したときの満足感は大きい。一針一針に思いを込めて編んでいます」と話す。
自宅で教室を開いている。
水、木曜日は定休。
展示時間は午前10時半から午後4時半。
(電話)0268・62・2414(茶楽庵)
【油絵や押し花絵を展示した北嶋さん夫婦】
【「蓼科山」】
【「諏訪大社御柱祭」】
長和町姫木平、ペンションアルペンフローラのオーナー、北嶋清さん(80)と三恵さん(80)夫婦は、油絵や押し花絵などの作品を展示する「山の二人展」を上田市御嶽堂の喫茶リバーサイドで開いている。
清さんはペンションの庭から真正面に見える蓼科山や遠く臨む浅間山などの油絵10点を並べた。
「油絵は七十の手習いで始め、我流で描いている。クラシック音楽を大音量で聞きながら絵筆を執るのは最高です」と話す。
東京都出身で、4歳の時に空襲で焼け出されて苦労を重ねた記憶は鮮明だ。
ロシアのウクライナ侵攻に心を痛め、ウクライナ国花ヒマワリの絵に「NO WAR」「WE LOVE PEACE」と書き入れて展示した。
三恵さんの押し花絵「諏訪大社の御柱祭」はマリーゴールドの花びらやナスの皮で勇壮な木落しの様子を表現。
「庭いっぱいに咲く花や野菜の皮など、何でもお試しで押してみる。(制作を)花が助けてくれる」という。
北嶋さん夫婦は40年前、姫木平に転居してペンションを開き、約1500坪の庭で花を育てている。
標高1500mの地での栽培には苦労もあるが清さんは「春になり、ようやく庭造りを始められるとワクワクしている。80歳の節目にまた何か新しいことに挑戦したい」と意気込んでいる。
29日まで。
展示時間は午前10時から午後5時。
木曜日定休。
(電話)0268・43・1222(同店)
27日と28日午前8時~正午、シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤード お伊勢山圃場。
対象は上田市内在住、在勤の人。
募集は各日40人。
★要申込。
主催は陣場台地研究委員会。
(電話)0268・42・1037(丸子地域自治センター)
長野県企業局は、今年度4月1日から新規電源開発などのため、飯田市、松本市、上田市に新たな「発電建設事務所」を設置した。
事務所の業務は、新規発電所の建設を加速化するための調査や工事、既存発電所の維持管理、災害対応の迅速化を図るためのもの。
飯田と松本は1日から事務所を開設した。
「上田発電建設事務所」は、しばらくの間、北信発電管理事務所が運営。
6月ごろに上田市天神の上田駅前ビルパレオに開所する予定。
【辞令交付を受けた田代さん(左)と大澤さん(右)】
上田市に4月から新たに「地域おこし協力隊員」、2人が加わった。
栃木県下野市から田代渓太郎さん(39)と、埼玉県春日部市から大澤拓也さん(32)。
今回の地域おこし協力隊は、新規就農者増などを目指す上田市やJA信州うえだなどのプロジェクトを踏まえ、信州うえだファームで2年間の”就農研修を含むプログラム”を設定した初めてのケース。
地域おこし協力隊と新規就農を結びつけた南信地域のJAの取り組みを参考にした。
市では農業の担い手、農業リーダーの育成、スマート農業や農福連携などでも活躍を期待している。
田代さん、大澤さんとも就農が目標。
田代さんは半導体生産ラインの工業技術と、中学校と高校で講師を10年務めた経歴を持つ。
大澤さんは大学時代から就農を考えていたが、友人からの誘いで学習塾の設立運営に協力し、学習塾が軌道に乗ったこところで本来の就農を目指した。
2人とも配属は農林部農政課。
上田市の他の地域おこし協力隊員も同席する中、土屋陽一市長から辞令交付を受けた。
田代さんは「就農の私の夢に、上田市からこのような機会をいただき、本当にうれしい。機械の自動化、教育現場の経験から、現場の改善などを考えている。まずは就農の技術を身につけ、将来的には先輩方の技術を後進につなげられる学びの場を築きたい」。
大澤さんは「就農がずっと夢で、友人からの誘いで学習塾をしていたが、就農への思いは捨てられず、上田市の情報を知って応募した。農業を学び、自分のこれまでの知識や経験を生かし、上田市をより良くしたい」と抱負をそれぞれ語った。
【リモート&AIコンシェルジュの端末で
ビデオ通話の実演をする
國枝常務(別所温泉駅)】
上田市日本遺産推進協議会などは4月から、上田電鉄別所線の上田駅と別所温泉駅の2カ所に観光案内システム「リモート&AIコンシェルジュ」を導入した。
AIとリモート通話を活用して、来訪者に市の観光情報を提供する。
日本遺産のストーリーや構成文化財、観光スポット、グルメ、交通情報など知りたい項目をタッチパネルで選択すると紹介画面が表示される。
端末に話しかけて情報を得ることもでき、日本語と英語に対応する。
現在は約80のシナリオを登録してあり、今後さらにアップデートしてシナリオを増やしていくという。
人による案内が必要な場合は、上田市観光会館のスタッフとビデオ通話で話すこともできる。対応時間は、午前10時から午後5時まで。
システムの運用業務は東急㈱=東京都=に委託。
同社はこれまでに静岡県やみなとみらい地区などで実証実験を実施しており、本格導入は上田市が初。
5月中には来訪者それぞれの嗜好やニーズに合わせたおすすめルートを提案する「たび診断」も導入する計画。
同社は「上田市の魅力を発信し、観光客の滞在時間を延ばし、対流を促す一助になれば」とする。
◇ ◇
上田電鉄別所線の別所温泉駅で観光客を笑顔で出迎えた袴姿の「観光駅長」は、3月までで姿を消した。
別所温泉観光協会が雇用していたが「コロナ禍」などによる減収で人件費がまかなえなくなった。
今月からは平日の午後1時から5時までは同社の社員が常駐。
土日と祝日は、上田女子短期大学の学生アルバイト2人が電車の出迎えや見送り、グッズ販売を行う。
同社の國枝聡常務(58)は「地域から応援をいただき、これまで運行を続けてこられた。観光駅長が行ってきたおもてなしを継続し、別所温泉の繁栄を支えていきたい。このシステムが観光案内業務を補完する存在になると期待している」と話した。












