【江戸時代などの歴史的建物が並ぶ本町。

大塚会長(右)と加藤さん】

 

 「オール小諸でまちづくり」―。

 旧北国街道沿いの小諸市本町などを中心に、歴史的な町並みを生かしたまちづくりの動きが活発化。

 市は国の「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」選定を目指し動き出している。

 

 小諸の城下町には、坂の城下町の道や町割りが残り、商都小諸の繁栄を伝える江戸から昭和初期の商家の町並み、建物群が残る。

 この町並みを生かした商いや暮らしが成り立つまちづくりを模索し、地元組織の本町区まちづくり推進協議会(大塚幸一郎会長、10人)や、NPO法人小諸町並み研究会(佐藤英人理事長)が中心となって、4年ほど前から重伝建の勉強会を開いてきた。


 これまで、同推進協は重伝建の推進を市に要望し、一度は受け入れられなかったものの、一昨年再びチャレンジ。

 賛同する伝統的建物の所有者の9割の署名を集めて小泉俊博市長に要望書とともに提出していた。
 

 市は今年度、重伝建へのステップとなる「伝統的建造物群保存地区制度(伝建地区)」の導入に向け、専門家による「保存対策調査」に乗り出す。

 本町や市町、大手町、荒町、与良町などを対象に建物の歴史や景観を調査し、活用保存対策などを検討する。

その後、保存条例の制定や保存地区の決定などを経て「保存活用計画」を策定し、文化庁に申請する。選定されると、重伝建地区として国から建物の保存や修理修景の補助を受けることができる。
 

 同推進協の伝建担当の加藤修一さん(60)は「重伝建の選定には早くても3年はかかると思う。選定されれば町が変わってくる。所有者も古い建物を残せるし、それをステージとして観光に発展できる。その信念で勉強会を続けてきた」と話す。
 

 「高齢化などで歴史的建物は維持管理ができなくなってきており、このままでは今後10年で壊されていく家も増えていく」と危機感を抱く。現在は古い町並みや建物に魅力を感じて店を出したいという人も少なくない。
 

 加藤さんは「古い建物を壊さないで、町並みの魅力や受け皿が整えば、新たな担い手を呼び込める」。

「オール小諸で、団体を集めてみんなで北国街道沿いをどういうふうにしていこうか、重伝建が決まり修理修景が始まった少し先の未来も見据えていきたい」と話していた。

 

 

【左から小林弘幸生活安全課長、

セブン-イレブン総合渉外部渉外担当の

田澤恵康さん、佐藤店主、吉澤敏署長】

 

 

 上田警察署はこのほど、架空料金請求詐欺の被害を未然に防いだセブン―イレブン上田中丸子店(佐藤重喜店主)に対して”署長感謝状”を贈呈した。
 

 先月、セブン―イレブン上田中丸子店に電子マネー35万円分を購入したいと来店した市内在住の70代女性に、購入理由を尋ねた。

有料サイトの退会費として35万円を電子マネーで支払うよう言われたとのことから、店員が佐藤店主に報告。

架空料金請求詐欺を疑った佐藤店主が警察に通報するよう女性に助言し、被害を未然に防いだ。


 署長感謝状を受けた佐藤店主は「コンビニエンスストアは生活インフラの最前線。ここで卑劣な詐欺被害を防ぐと共に、こうした危険があることを地域の皆さんに知っていただきたい」と話した。


 上田警察署管内によると、今年1月1日から5月12日までの特殊詐欺被害は7件で被害額1700万円余。

 昨年、同期は1件、被害額100万だった。それに比べ、急増している。

 同署では、いっそうの注意喚起を呼びかけている。

 

 

【新たに就任する正副会長。あいさつする岡田新会長(左)】

 

【表彰を受ける代表者】

 

 

【退任の宮澤会長】

 

 

 

 上田交通安全協会は20日、令和4年度定期総会を上田高砂殿で開いた。

 役員改選で、会長に3期6年務めた宮澤郁夫さんから、副会長の岡田宝正さんが新たに就任することが決まった。

 

 昨年度、重点施策として、高齢者の交通事故防止対策の推進、通学路・生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底、自転車の安全利用の推進などを掲げた。

 上田安協管内の交通事故死者は3人(前年比マイナス2人)、負傷者数441人(同比マイナス32人)、発生件数373件(同比マイナス18件)で減少させることができた。
 

 宮澤会長は「高齢者対策が最も重要。交通事故防止に特効薬はありませんが、地道な活動を継続することで、安全で安心な地域にする」とあいさつ。
 

 今年度の目標として、交通事故死者数を3人以下、交通事故重傷者を45人以下などにし、日本一安全な道路交通の実現を目指すとしている。
 

 役員改選で、新たな副会長に関口光枝さん(女性部長)と中島正一さんが就任。

 副会長の田中健一さん、上原英雄さん、星野義政さんの3人は再任。

 監事の一之瀬治さん、小林伸さんの2人も再任。

 副会長で女性部長の小宮山克子さんは退任。
 

 新会長になる岡田さん(74)は「宮澤会長のように上手くできるか分かりませんが、一生懸命がんばりたい」と抱負を述べた。
 

 定例表彰では県警察本部長と県安協会長の連名表彰が30人と2団体、上田署長と上田安協会長の連名表彰が95人と2団体。被表彰者を代表して県連名表彰で交通安全功労者の大滝公雄さん(中央部会・駅前支会)が「賞に恥じないよう交通安全活動に努力したい」と謝辞を述べた。
 

 ★長野県連名の受賞者は次の通り(敬称略、かっこ内は推薦部支会名か事業所名)。
 ▽交通安全功労者 大滝公雄(駅前)原田弘(常入)清水幾(塩尻)後藤公生(泉田)山崎江里香(泉田)荒井博(別所)斎藤修(別所)黒坂智(西塩田)伊藤正一(東塩田)荻原光則(和)小林優子(青木)岩下鈴香(青木)堀田博志(オルガン製針)渡部徹(オルガン針)一之瀬治(本会)

 ▽団体 道の駅あおき(青木)、アート金属工業(本会)
 ▽優良運転者 北原秀一(常入)飯島叔子(塩尻)清水浩雄(神川)荒井雅江(別所)宮澤才治(祢津)柳沢京子(祢津)佐藤誠道(和)小林義昌(青木)山岸利幸(上田ガス)磯部大史(上田自動車学校)小沢進(真田自動車学校)小宮山梓(オルガン針)別府慶子(オルガン針)小林博子(オルガン針)伊藤睦雄(省和タクシー)

 

 

【斜面を走行しながら草を刈る実演】

 

 

 青木村はこのほど、ラジコン草刈り機を活用した「スマート農業実演会」を同村入奈良本地区で開催。

 担い手農家、入奈良本地区役員、農業委員会、村議会、JA、森林組合、県、村から参加した約40人が4種類の草刈り機の操作性や性能などを比較した。
 

 機械は㈱レンタルコトス(大阪府)の「スパイダー」の大中小3種類と、㈱牛越製作所(岡谷市)の「かるずらー」の小1種類。

 価格は130万円から700万円。いずれもラジコン操作によって斜面の草刈りも可能。
 

 いずれも草刈り作業負担を軽減するために開発されたもので、オペレーターは本体から離れて操作することで、騒音や振動などの影響が少なく、斜面での転倒事故から回避し、安全に作業を行うことができる。
 

 村では本年度の当初予算でラジコン草刈り機の購入経費として約500万円を計上している。

今回の実演会は機種を決める際の参考にしようと行った。今回の参加者から意見を聞いた上で機種を決定する予定。

 

6月9日、23日、7月22日、8月18日、9月15日、10月20日、12月1日(全7回)、午前8時半(初日9時半)~正午(初日午前11時半)、上野が丘公民館他。


講師は伊藤文子さん(NPO法人上田図書館倶楽部 常任講師)。
 

参加費有料。
定員12人程度(先着順)。
★あす6日までに要申込。
(電話)0268・24・0659(上野が丘公民館)

 

 

 

 

 上田市常田の丸山弥生さんはピアノの指導をして40年。

 子どものころは、家の中にクラシックやタンゴなどの曲がいつも流れ、音楽好きの母親が時々コンサートに連れて行ってくれた。

 

 ピアノは母親の勧めで5歳から習いはじめた。
 上田女子短大の音楽コースに進み、個人レッスンでピアノの腕を磨いた。

 短大卒業後は上田のカワイ楽器でピアノの指導者として5年ほど勤務。

 

 結婚後は自宅の一室で、ピアノ教室を始めた。

年中から大人までと幅広い年代層の生徒を指導。多いときは30人にもなった。
 

 生徒のなかには、教室を辞めても成人式の晴れ着姿を見せに来てくれたり、困ったことがあると相談に来たり、進学や就職の報告をしてくれたりと、絆が続いている。

 

 また、教え子の子どもを教えることもあり、2世代にわたって指導することもある。


 「長男が誕生したときもおんぶして練習するなどピアノづけの人生だった。大変な時もあったが、人との出会いが楽しい。これからも縁を大切に、ピアノが弾けるうちはずっと続けたい」と話していた。

 

 

 

【植樹を体験する同校生徒】

 

 

 

 

 長和町でこのほど、東京都江東区の区立学校「有明西学園」が移動教室を実施し、町有林での植樹体験や同町古町の齋藤木材工業㈱見学などを行った。


 同校は、小学校教育課程から中学校教育課程を一貫して行う義務教育学校で、2018に開校。
 

 校舎には、同社が東信地域の木材で製造した耐火集成材「燃エンウッド」が使用されている。

このことから、同校と同町は県などを通じてつながりを持ち、19年に「有明西学園ふるさとの森づくり協定」を締結。

移動教室などで協力している。 
 

 移動教室の目的は、町での活動を通じて、森林リサイクルについて理解を深め、学校の校舎や自然を大切にする姿勢を育むこと。

  今年は、同学園8年生(中学2年生)の約100人が参加し、2泊3日で町に滞在。

 植樹や同社材木工場見学などを行った、


 植樹は長久保字大沢にある町有林「ふるさとの森」での19年に初めて実施。

「新型コロナウイルス感染症」や、移動教室時期などの影響で20年は中止、21年は19年の植樹地域の見学のみだった。


 今年は3年ぶりの植樹となり、同校生徒と教員、羽田健一郎町長と町職員、県や森林組合職員がふるさとの森を訪れた。

生徒は、森林組合職員らの指導でカラマツのポット苗の植樹を体験。

 クワで穴を掘り、苗を入れ、土をかぶせて踏みつけ、一本一本しっかりと植えていった。

 

 同学園生徒で移動教室実行委員長の小林拓叶さんは「山に入って作業したことで、植樹の大変などを実感し、学んだ。有明西学園校舎はきれいで清潔感があり良いと思う」と話していた。