コロナワクチン接種が全国的に始まり、ここにきてワクチンの供給量も急激に増えて東京や大阪で大規模接種会場も開設されました。
そこで今度は接種の打ち手(実際に注射を打つ人)が足りないということで、医師や看護師さんのほか歯科医師、更にはまだ医師免許を
持たない医学生や薬剤師にも打たせたらどうかと国は検討しています。
医師や看護師、歯科医師は実際に注射に慣れているからいいとして、医学生や薬剤師が注射するのは問題だと思います。
薬剤師は薬や注射製剤についての専門知識はありますが、実際に注射を打つことはまずないからです。
何より問題なのは、実際には注射の打ち手はそんなに不足してはいないということです。なぜなら医師や看護師なら一人で1時間に
やろうと思えば100人に注射を打つことが可能だから。
先日江戸川区の鹿骨区民館にワクチン接種の応援医として行ってきましたが、広い区民館でワクチン接種を受けた人が1日でわずか
50名だけ!それなのに江戸川区の職員が20名くらいと、外注のスタッフが20名くらい。何という税金の無駄遣いかとあきれてしまいました。
1日でわずか50名しか予約を受け付けないのに集団接種とは!
井手医院ではまだ一週間に30人分のワクチンしかないのですが、十分に供給量が確保されたら私一人で一週間に最大150人に接種する
覚悟です。