ようやく冬の乾燥の時期は過ぎましたが、季節の変わり目や寒暖差のある時期にも肌の乾燥は起こります。
お肌が乾燥しているとアレルゲンがくっつきやすくなり、その結果しばしば炎症を起こします。
今回は、基剤の種類によっても使いやすさが違うので、ご紹介したいと思います。
基材の分類 |
使用しやすい場所 |
軟膏 |
目・口周りなど |
クリーム |
広範囲に |
乳液 |
広範囲に |
ローション |
広範囲に・頭皮 |
泡状スプレー |
広範囲に |
スプレー |
顔・背中・手が届きにくいところ |
乾燥の程度や季節によって種類や塗る量・回数を調節し、触ってツルツルした状態を保てるように塗る事も大切です。
保湿剤は、乾燥の程度にもよりますが、最低でも1日2回(朝・夕)毎日継続的に塗れる 使いやすい製品を見つける事が大切です。
塗り方
- 手を洗ってから 優しくすりこまず しわに沿ってたっぷり塗ります。
- 朝の忙しい時間帯は 短時間で塗れるサラッとした種類を、余裕がある夜などは 入浴直後に軟膏やクリームをたっぷり塗ります。
- 手荒れには手を洗うたびに塗るのがベスト。
- 古い保湿剤はゴシゴシ洗い流さないで塗り重ねていきます。
塗る量の目安
- 軟膏・クリーム(チューブ):人差し指の先から第一関節まで伸ばした量が、両手の面積に塗る量の目安
- ローション:1円玉大の大きさに出した量が、両手の面積に塗る量の目安
- ティッシュが張り付く程度にたっぷりと塗りましょう
3回に渡って色々書きましたが、保湿剤選びの参考になったでしょうか。
しかし、乾燥だけで無く皮膚炎を起こしてる場合もありますので 長く続く深刻な肌荒れや痒みなど有れば 当院に起こしください。
*画像資料はマルホ株式会社よりお借りしました。