昨日の致知出版社のメルマガ。
すごく心に響きました
幸福に生きるためには大事なことは
いろいろありますけどね、
やっぱり、できたら
与えることだと思います。
私は昔から「くれない族」と
定義していますけど、
青年でも中年でも
「~をしてくれない」と
言い始めた時から、
既に精神的な老化が進んでいる。
それは危険な兆候だと思って、
自分を戒めたほうがよろしいかも
しれません。
他人が「~をしてくれない」
と嘆く前に、
自分が人に何かしてあげられることは
ないかと考えるべきです。
それから、以前インドへ行った時に、
感じのいい日本の若者たちと出会いました。
彼らは皆、自分で貯めたお金を使って
誰の迷惑も掛けずに、長期間インドを
旅行していたんですけど、
私と同行していた神父さんが
こう言ったんです。
「彼らは少しも幸せそうに見えなかった」
と。
「どうしてですか?」
と私が聞くと、
「彼らは自分のしたいことを
しているだけで、
人としてすべきことをしていないから」
とおっしゃったんです。
自分のしたいことを
自分の力ですると同時に、
他者のためにさせていただく
という気がない人間は
大人とは言えない。
真に幸福な人生も生きられない。
だから、七割は自分の楽しみ、
三割は育てたいもののために
お金と時間を使う。
年を取れば取るほど、
そういう人間になれるといいですね。
私はオペラが好きなんですけど、
オペラの語源はラテン語で
「仕事」っていう意味なんです。
だから、オペラは大勢でつくり上げる
一つの仕事なんですね。
主役はいるけれども、
主役一人でオペラはできない。
それぞれが過不足ない
役割を与えられて、
その持ち場で丹誠を込めていくから
素晴らしいオペラになる。
いまはそれを間違って考えて、
自分のしたいことをすることが
自己を育てることのように
思う人がいるので困りますね。
自己を丹誠するにはまず
一生懸けていいという
目的を持ってなきゃいけない。
その目的に向かって、
どういう人間に自分を仕上げたいのか。
人間はもちろん脇道に逸れる時間も
必要ですけれども、
やっぱり自分を訓練していくと同時に、
自分も他者のために、
少し手助けする気持ちを
持つことが大切です。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
幸福に生きるためには大事なこと
曽野綾子(作家)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
響いたし、そして、共感できました。
共感って、おこがましいかも
しれないけれど、
自分もそういう生き方を目指してきた
んだって思えて嬉しかったんです。
でも目指したいと思えるまで、
導いてくれた師、
IRMの開発者である
幸田先生がいたおかげです。
普段はほとんど何も言われないけど、
私が道を逸れそうになった時には
いつも諭してくれたから。
時には厳しく・・・
だから、
私も誰かにとっての
そういう人になりたい!
と思って、子育てはもちろん、
それを伝えられる仕事をしています。
だから、
今ビジネスとしては全然流行らない、
1対1のオーダーメイドプログラムで
ひとりひとりと丁寧に向き合ってる。
今こんなに感動できるのは、
気持ちが脇道に逸れそうに
なっていたからかもしれない・笑
必要なタイミングで、
必要なものが与えられます。
自分が与えているものよりも
与えられているものの方が
はるかに多いと気づけたら、
与えずにはいられなく
なるのだと思います。
IRM認定インストラクター
奥山リエ子
次回6/14(日)13:00〜
次回6/7(日)10:00〜