こんばんは(^^)
奥山リエ子です。
一昨日の記事で、
自分がおかれている状況や、
周りの人がどれ程辛く大変であっても、
自分の意識を「ありがたい」ことに
向けられると、
人は救われるし、強くなれる。
ということを書きました。
でも、これもすごく
大切なことなのですが、
どんなに辛くても、そう思えなくても
「ありがたい」と思い込んでください
という話ではないです。
ありがたいと思うのは大事だけど、
「どうしてもそう思えない!」
「思いたくない!」
という気持ちが出るのも
至極当然だと思います。
こんなクライアントさんがいました。
足の悪いお母さんと数人の兄弟との
かなり経済的に厳しい母子家庭で
育ったのですが、
小さい頃から家事全般をやらされ、
あまりにも厳しく、また、
口答えした時に睨まれるのが
震え上がるほど恐ろしくて、
心の拠り所がなかったと、
母親を恨んでいらっしゃいました。
虐待されていたと話していました。
その苦しい感情をなんとかしようと
様々な心理療法を学んだり、
ヒーリングなど受けたりして
きたそうです。
そして、感謝が大事なことが
よくわかったけれど、
どうしても母親に対しては
感謝どころではなく恨みでいっぱいに
なってしまってどうにもできない
ということで、
私がサポートさせてもらう中で
その恨みの感情にフォーカスし、
感情学修に取り組みました。
そして・・・数ヶ月後、
この母の元にいたからこそ、
新しいものにチャレンジでき、
途中で諦めず、投げ出さない
根気強さと粘り強さをもっている。
多少のことでは文句を言わない、
我慢強さがある。
だからこそ社会に出てから
評価される仕事ができたのだと
自分の力で気づくことができました。
この厳しさは母の愛情表現だった。
貧乏だったお陰で、
厳しい母だったお陰で、
身についた生活の知恵、知識は、
授業料を支払って習っても
体得できるものではない。
反抗ばかりしていたことに対して
反省の念が湧き、
自分の反抗に耐えてくれた母親への
感謝に変わりました。
極貧の中、私を育ててくれて、
本当にありがとう
・・・と、
恨みが感謝になりました。
そしてその自分の幼少期の体験と、
習得した仕事上のスキルを使って、
様々な事情で困っている方へ、
社会保障関係を中心にしたアドバイス、
役所の手続きの具体的なことなど
本当に痒い所に手が届くような
サービスができることに気づきました。
その後、そのヴィジョンを
固めていっています。
もし、
現状の見方を変えて楽になりたい!
おかげさまと思える中で過ごしたい!
だけど・・・
今は怒りや不安でそうは思えない!!
というときは、
まずはその自分の気持ちに
正直に寄り添ってみてください。
書き出してみてください。
怒り、恨み、孤独、悲しみ、嫉妬・・・
さらに自分を許せない気持ちも
隠れているかもしれません。
そして、
少し時間はかかるかもしれませんが、
その感情の出る原因が
しっかり理解できたときに、
感情の浄化とともに、
真逆のありがたいと思える視点が
自然と得られるんです。
その結果、
苦しい体験を心から
乗り越えることができ、
さらにその体験を自分や周りの人の
役に立てられる自分になれるんです。
これは、本当に向き合う価値が
あることだと思っています(^^)
私は、感情学修というワークを通して
そのサポートをしていますが、
この仕事をしてきてわかったことは、
問題の大きさや深さはそれぞれですが、
人が悩んだり苦しんだりするのは、
自分の成長のためだけじゃなくって、
それをもとに周りの人に対して
親切できるようになるため。
・・・ということです。
実際に他人に対して何か行動するかどうかは
自分次第ですが、
自分のためだけに
向き合っているんじゃなくって、
周りの人の幸せに貢献できる自分に
なるために向き合っている
という自分のほうが、
好きになれませんか(^^)
自分に向き合う
あなたを応援しています。