リアリティの沈黙

あなたは あなたが信じている物語ではない 

名前、職業、昨夜の夢 、積み上げた記憶の殻を脱ぎ捨てたとき

 そこに残る「私は在る」という沈黙の声

 

真理は隠されていない、秘密でもない 

ティーカップの縁、秋の空を駆け抜ける風のひと吹きに

一喜一憂するその瞬間のただ中に 

リアリティは既に、豊かに広がっている

 

「私」を支配しようとするその手を解き

 沈黙という名の祈りの中へ 思考が雲のように流れ去るのを見守り 

ただ、形のない無限の可能性として安らう

 

探究の火が幻想を焼き尽くし 夢遊病者の眠りから覚める朝 

あなたは公園のベンチで、宇宙そのものとして微笑む 

「特に何もしていないよ、全く何も」と

 

万事は良好、想像しうる以上に 

ただ、目を見開いていなさい

 永遠の歓喜は、今、ここにある

 

アジャシャンティ

アジャシャンティ