介護ウエア刷新計画 | 不況になると口紅が売れる

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介護職の不足は、深刻さを増してきている。

いまやフィリピンなどの外国人労働力を動員しつつあるが、それでもまだまだ足りないという声を聞く。

筆者が勤務する大学のキャリア開発センターでは、3月になるとほぼ毎日、介護系企業の人事の方が訪ねてくる。

 

そこで、だ。

本質的な解決策にはならないだろうが、あのケアワークウエアのデザインを刷新するという手はないものか、と思う。

いまのウエアは、機能性には優れているのだろうけど、やはりどうみてもカッコ悪いんじゃなかろうか。特にパンツ。

「これを着たい」「あの仕事をしている人はすごい」「専門家である」と思わせるようなデザインに変えられないものかと…。

 

もちろん仕事柄、ちゃらちゃらしたデザインはまずかろうが、見栄えだけでなく、社会的意義や誇りを感じられるウエアに変えていく余地は十分ありそうだ。

 

航空会社のCAだって、やってる作業は飲食店のホールスタッフとさほど変わらない。

だから本当は作務衣や、ジャージの方が動くためには機能的なはずである。

しかしCAの仕事に憧れる要因のひとつは、やはりあのユニフォームにある。

あのユニフォームでサービスされるからこその有難み、というものもある。

 

介護とファッション、というと、患者ばかりに目が向けられがちだが、介護士側のモチベーションを高めるファッション改革は不可欠であろう。

 

もっとも、厚労省が国策として推進したりすると、失敗しそうだが(笑)。