執事電話「セバスチャン」 | 不況になると口紅が売れる

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  固定電話はもはや、携帯電話と機能争いをしている場合ではない。

携帯とは別のジャンルの通信機器として、その方向性を見直すべき時期だ。


 その方向のひとつが「執事電話」である。家庭の執事として、外部からの問い合わせに一時対応してくれる役割をもてないだろうか、ということだ。

例えば、無作為の売り込みの電話には「○○はただいま電話に出られませんが、どういうご用事でしょうか?」といった対応をする。むろんこれだと端末の留守番談話のメッセージ機能で十分かもしれないのだが、ネットワーク側でも準備しておく機能はあるはずだ。要するに今、そういう考え方で、固定電話が組織化されていないだけだ。


 固定電話のコミュニケーションというのは、個人対個人、ではなく、世間対世帯である。「連絡網」とか「実家への定期連絡」とか、わりと必然的なおつきあいに関わるケースも多い。

 そのような関係で考えたら、まだまだ進化する余地はあるはずである。

 家庭の中で、唯一取り残された観のある固定電話。

 進化の方向性を、今こそ打ち出すべきだ。