物語が事実をつくる | 不況になると口紅が売れる

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「忠臣蔵」で有名な元禄赤穂事件が起きたのは元禄161703)年。

ところがこの事件は、殿中刃傷が起きた翌年(1702)に「東山栄華舞台」や「傾城八花形」といった演劇で早々に取り扱われ、事件と同じ月(1703.1)には討ち入りシーンを入れた「傾城阿佐間曽我」「傾城三の車」などの戯曲が上演されている。

つまり、事件と同時並行してシナリオが書かれていたわけである。もっと言うなら、人々が求めているストーリーが予め存在していたということになる。元禄赤穂事件とは、「忠臣蔵」という物語が先行した事件なのであった。

このように物語が先行して事実を創る、というケースがある。例えば新日本プロレスのリングに「タイガーマスク」が登場したのは、物語が先で事実は後の事例である。


これをマーケティングや商品企画に応用することもできる。

「池袋ナンジャタウン・餃子スタジアム」などをプロデュースした池澤氏のプランニング手法とは、「物語を先に書くこと」だという。その物語の中に登場するキャラクターやシチュエーションをそのままイベント・アトラクションに応用する。

㈱マットが主宰する「GoFa」では、ゲームやアニメの作家が空想したグッズを、コラボレーションによって実際に開発し、販売するというユニークなビジネスを展開している。