出雲で泊まった竹野屋旅館
宿の人に聞いた。間違いなくここは竹内まりやさんの実家だった。小生を部屋まで案内してくれたのは竹内まりやさんの兄弟、つまりはお兄さんだった。
旅館はとても古くお兄さんに聞いたところ、私が泊まった新館は昭和48年、今は使用していない旧館は明治期の建築とのこと。とても端正な佇まいがあった。
館内では竹内まりやさんのグッズを売っていたが、ここが実家だということは宣伝していない。なんせ旅行雑誌にも載っていない旅館なのだから。
宿を出ようと玄関に立った時、その人の影を感じた。幼いころから今日まで幾度となく立ったその影に寄り添う人も、時の移ろいとともに変わってきたのだろう。
でも、今は旅の途中であっても、その人の始まりと終わりは、きっとここにあるのだろう。


