SWOT分析ってご存知ですか?
自社の「強み」と「弱み」、現在の経営環境下の「機会」と「脅威」をそれぞれに書き出していき、そのクロスする視点から、下記表中のような4つの対策を講じようというものです。
これは経営戦略を考える上で、最もよく使われるフレームワークであり、セミナーなんかでも受講生が作らされたりします。
ここでは、内部環境はコントロール可能なもの、外部環境は統制不可能なものとしてとらえられています。
私はこのswot分析は意味が無いものと考えています。なぜって、狙う市場や対する競合によって、強みや弱みは変わってくるからです。
中小企業診断士とコピーライターをしている、私の場合を例にとると、コピーライターとしての市場ではマーケティングやコンサルティング能力が、他のコピーライターにない強みになります。
逆にこの市場では、最近コピーを書かなくなったため、コピーライティング能力は、他のライターから見れば弱みになるでしょう。
ところが、コンサルティング市場ではコピーライターであることが強みとなり、クエーティブな体質は独自資源といえなくもありません。逆に、コンサルティング能力では経験が足りないってこともありえます。
そう、強みと弱みは絶対的なものではなく、相対的なものなのです。
(↑それぞれが少し交差しているのがニクイところ↑)
だからswot分析をやるのなら、狙う市場や競合相手ごとに作らなけれなりません。
まず、事実を書き出してから、これは弱みになるのか弱みになるのか、とるべき戦略ごとに考えてみてはどうでしょうか?
※忙しいのに、つい長いブログ書いちゃいました。
