強みは弱み? 弱みは強み? | 産廃診断書専門の中小企業診断士

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ふじのくにコンサルティング® 杉本剛敏 中小企業診断士事務所の杉本です。私はコピーライターとしてネーミングやコピーを作る一方で、中小企業診断士として企業のマーケティングを支援。2021年、2016年に静岡新聞広告賞受賞。これまでに提案した企画書は500を超えます。


SWOT分析ってご存知ですか?

自社の「強み」と「弱み」、現在の経営環境下の「機会」と「脅威」をそれぞれに書き出していき、そのクロスする視点から、下記表中のような4つの対策を講じようというものです。


USPブランディング実践塾


これは経営戦略を考える上で、最もよく使われるフレームワークでありセミナーなんかでも受講生が作らされたりします。

ここでは、内部環境はコントロール可能なもの、外部環境は統制不可能なものとしてとらえられています。

私はこのswot分析は意味が無いものと考えています。なぜって、狙う市場や対する競合によって、強みや弱みは変わってくるからです。

中小企業診断士とコピーライターをしている、私の場合を例にとると、コピーライターとしての市場ではマーケティングやコンサルティング能力が、他のコピーライターにない強みになります。

逆にこの市場では、最近コピーを書かなくなったため、コピーライティング能力は、他のライターから見れば弱みになるでしょう。

ところが、コンサルティング市場ではコピーライターであることが強みとなり、クエーティブな体質は独自資源といえなくもありません。逆に、コンサルティング能力では経験が足りないってこともありえます。

そう、強みと弱みは絶対的なものではなく、相対的なものなのです。

 

USPブランディング実践塾

それぞれが少し交差しているのがニクイところ


だからswot分析をやるのなら、狙う市場や競合相手ごとに作らなけれなりません。

まず、事実を書き出してから、これは弱みになるのか弱みになるのか、とるべき戦略ごとに考えてみてはどうでしょうか?



※忙しいのに、つい長いブログ書いちゃいました。