物語の始まりは、それぞれ違う。今日の一行目は…… 知らない人に、どこか愉快な場所の話しををするときには、 いきなり扉を開けてその場所の中身をみせちゃだめだ。 自動起床装置 辺見庸 平成3年上半期 芥川賞