B to Bとは、ビジネスtoビジネスのことで、法人顧客を相手にしたビジネスを指
します。一方、B to Cはビジネスtoカスタマーのことで、一般消費者を相手にし
たビジネスのこと。しかし、いくらB to Bであっても、現実はB to B to Cであ
ったり、B to B to B to Cであったり、販売の終点には、必ず消費者がいます。
だから、いまB to Bのビジネスをしていても、目の前の客ばかりを見て商品をつ
くるのではなく、最終使用者である消費者のニーズをしっかりととらまえること
が大切です。なぜなら、消費者が欲しいような商品であれば、それを扱う企業も
当然、欲しくなるからです。しかし、案外、目先の販売先しか視野に入れていな
い企業が多いのも事実。でも、業務用のパッケージを作っている会社が、ワイン
専用のギフト用バックを制作したり、スーパーや惣菜会社にトレイを販売してい
る会社が、刺身が美味しそうに見えるカラートレイを製作するなど、最終消費者
を意識した商品づくりをしている会社をいくつか知っています。そして、そのど
れもがいい業績を上げています。原料や部品供給をしている場合でも、それを使
ってできあがった商品を消費者は使っています。商売の出口にいる消費者をしっ
かりと見て、なにか改良できる点、提案できる要素を考えてみましょう.
