物語の始まり、の番外編です。
トルーマン・カポーティ「冷血」
はこんな一行で終わります。
彼の立ち去ったあとには、
空がひろびろとひらけ、
波打つ小麦畑には風のささやきが流れていた。
冷血とは
米国の作家、トルーマン・カポーティー(1924-1984)が書いたノンフィクション小説。1959年11月16日、カンザス州の寒村で、農場主の一家4人が惨殺されてた事件。
その加害者二人をカポーティーが長期にわたって取材し書き上げた長編。この小説で、ノンフィクションノベルという新たなジャンルを切り開いた。
