icoi 郡谷秀邦の今日も楽しかった! -91ページ目

数字の重要性

今日は大手化粧品通販の会社と打ち合わせでした。


聞くとCPOはどんどん上がっていて、最近では1万円を超えるとのこと。

CPOとは通販業界のみならず使われていて、Cost per Orderの略です。

要は1件の注文を獲得するのにかかっているコストのことです。



当然コストは低いに越したことはありませんが、

その商品の注文による粗利が2万円あれば、差し引き1万円の利益となり、いくら広告宣伝費をかけても良くなります。



では、価格を高くして利益を十分とればいいのか?

というと決してそうではありません。必要以上に高いと売れません。



なので、適正価格に設定すると、初回においては大体赤字になってしまうのです。



では、どうしたら利益が出るのか?



当然のごとくですが、何度も買っていただくことによって利益を出すのです。



では、何回買ってくれたら利益が出るのか?



そのためにはどうしたらいいのか?



CPO、商品価格、購入回数



と変数がいくつもありますが、このバランスをうまくとることが重要なのです。





今日お伺いした担当者は、CPOをもっとも重視する部署の方でした。

同様に、商品開発(商品価格)、CRM(購入回数)という役割の部署の方もいます。




もしうまくいかなかった場合、こういった役割もなく、過程を分解せず一緒くたにしてしまっていては、どこに問題が隠されているのかもわかりません。



至極当然のことを言っておりますが、必要な指数は必ず把握し、その推移や動向は常にチェックしてゆかなければならないのです。



数字を見て、どれだけイメージできるか?


これとても重要なことなんです。




幸いなことに僕は、いろんな業種いろんな職種の方にお会いする機会が、人よりもきっと多いと思います。




しかし、話をしていて、当然ながら自分の経験や知識だけでは、わからないことが多いです。

そのような中でも、結構数字をはじいてイメージするようにしています。



そうすることによって、その会社がどのようなビジネスモデルや収益モデルの上に成り立っているのか、そして、今後どうすればうまくいくのかを考えることができるようになるのです。

当たっているかどうかは別として・・・



これには


数字を好きになる!数字に興味を持つ!


必要があるのです。





先日ある会社でとても興味のある話がありました。





・・・小便器の話です。

突然汚い話で申し訳ありませんが





ジャーン!

ナント水を使わない小便器



イデアシステム 郡谷秀邦の今日も楽しかった!-091022_1534~0001.jpg

「鳩山政権の温室効果ガス削減25%目標」


これを聞いてすぐにドイツから輸入したらしいです。

なんとすばやいことか・・・商売人です





しかし・・・毎日している小便ではありますが、今まで興味がなかった・・・




小便器って日本に一体いくつあるんだろう?


日本で一人当たり何回しているんだろう?


何リッターぐらい水を使っているんだろう?


一回すると水道代はいくらかかるんだろう?




・・・・・いろんな疑問が出てきました。



ちょっと調べてみましたが、わかる範囲ですと、


普通の小便器で、1回当たり水を4リッター使用します。

そして、1回当たりのコストが都内で2.4円。

仮に男性全員が1日4回したとしたら、年間なんと


2,000億円


のコストがかかっているのです。




ちなみに大きいほうですと1回当たり10リッター使用するそうです。


特に女性は音を消すためか、何度も流します。



さすがそういうところに目をつけるのは遊び心のあるおもちゃメーカーエポック社です。

トイレ用擬音発生装置「エコオトメ 」なる商品が発売され飛ぶように売れているとのコト。



また最近では、携帯からダウンロードして流水音を流せるサービスまであるようです。



今日も日経に京王電鉄が12%の節水効果のあるトイレを今後導入するという記事が載ってました。



トイレだって立派なマーケットなのです!



もし数字に興味がなければトイレ関連マーケットがこんなにポテンシャルがあるなんて気づかなかったでしょう。








ちょっと横道に逸れてしまいましたが、決して馬鹿話をしているわけではなく、タイトル通り「数字は重要だ」と真剣に書いているのです!



厳しいことを言うようですが、数字に関心を持てない人は、残念ながらいい結果は出せないと言っても過言ではないでしょう。


数字は結果としてわかりやすい、とてもシビアなものなのです。


給与だって数字の反映なんです。


ですので、時には逃げたくなるものですが、まっすぐ向き合う必要があります。




当社の今下期は、特に数字が重要になります!


意識を持って数字(目標)にチャレンジしていってください!


そして一つ一つクリアしてゆけば、来期にはみんなの夢実現に一歩近づけるはずなのです。


がんばってゆきましょう!



※えらい長文になりすみませんでした。トイレに熱くなってしまいました。

エグゼクティブな寅さん

昨日は夜(朝?)3時半ごろまで飲んでしまいました。


マーケティングパートナーの日高社長 の突然の夜のお誘いで、門前仲町まで行ったのです。


日高社長とは、もうかれこれ10年ほどのお付き合いで、今回当社のウェルカムギフトサービス で初めてビジネスをすることになりました。うれしいことになかなか気合を入れて取り組んでもらえてます。




日高社長と飲むとまったく会話が途切れることなく、話題にこと欠かないのですが、いろんなジャンルの話に飛び火するもんで、一体何の話をしていたのかもわからなくなることがよくあります(笑)


ただ、常に熱く、そしてポジティブな話なので、とても楽しく本当に有意義な時間を過ごせます。

昨日はこんな話をしました。



会社や事業の近況


門前仲町の富岡八幡宮や深川不動尊の話


出会ったころの昔話、思い出話


宮崎の老舗和菓子屋の話

日高さんの実家です


組織の作り方や事業戦略


などなど・・・・





とりわけ面白かったのが、まさに人の縁の話。



マ社はSBSグループの1社なのですが、そのグループ代表鎌田社長と日高社長は中学時代からの旧知の仲なのです。

僕も何度かお会いさせていただいておりますがこちらもものすごくいい方です。


鎌田社長は佐川急便でお金を貯めて起業し、今やSBSグループは首都圏では№1の総合物流会社で、ジャスダックに上場しあっというまに1500億円企業になってしまいました。


佐川急便でお金を貯めて起業した有名人・・・・


そうあのワタミの渡邊さんもそうなんです。


実は鎌田社長と渡邊さんは佐川時代に同僚だったそうです。

奇遇ですよね。





また、一方では、渡邊さんが開いた一号店は荻窪だったのですが、日高社長は当時そこの店の常連だったそうで、渡邊さんが自らやきとりを焼いていたのでずいぶんと親しかったようです。


それから何年か後にお互いが知り合いだということがわかり、みんなで飲んだそうです。




これって奇遇で片づけられないですよね。まさに出会うべくして出会った運命ってことです。


なにか見えない糸で結ばれているんでしょうね。

男同士ではありますが・・・








そして、そんな運命とか縁の話をしていると必ず出てくるのが寅さんの話です。


そう日高社長は48作すべてを映画館で見たほどの寅さんファン。

僕も寅さんは大好きですが映画館で見たことはありません。


寅さんって義理人情の厚い人で、とてもあったかい。人との出会いをとても大切にし、その人のために一肌も二肌も脱いでしまう。


日高社長もそんな方です。



ただ、やってきた仕事は、企業再生、M&A、そしてマーケティングなど見た目もとてもエグゼクティブなので、あまりにもギャップがありすぎる!




そのギャップがまたいい味を出しているのでしょう。



僕もまだまだ修行が足りない。


見習わなければ!




40周年プロジェクト

『人生に、寅さんを。~「男はつらいよ」名言集~』好評発売中!



人間成長の環境づくり

今日、小学館が学習雑誌『小学五年生』『小学六年生』を平成21年度いっぱいで休刊すると発表しました。

付録付きで楽しかったのをよく憶えています。みんな同じ付録なのに作り方によって随分違ったものに出来上がって笑ったものです。



その休刊の理由は「高学年児童の関心の多様化などから需要が減少し・・・」とあり、世に言われる単なる出版不況や少子化だけでないらしいです。





しかし、小学生で関心の多様化?


僕の娘もちょうど同じくらいの年齢なので、興味があったのでちょっと調べてみました。



「小学五年生」が昭和48年に最高部数を記録したとき


約65万部


そのときの対象者は


約155万人


そうすると、40%以上の人が読んでいたことになります。




今はどうかというと


約5万部


そして対象者は


約110万人


ということは読者数は5%弱になってしまったということです。



この数字を見ると確かに少子化ではなく多様化のせいなのかもしれません。





しかし・・・ここでとても考えさせられます。



この小学生シリーズが受け入れられているかどうかというのはおいといて、果たして多様化だけでかたづけていいのか?


ということです。




幼少のときに、同じ土俵で練習し、戦い、そして勝負が決まる。


だからこそ、勝ち負けがはっきりしていて、初めて自分の力量を理解し、そして勝つために努力する。


そんなことが子供を育ててきたのではないかな


と思います。





ある程度同じ方向や志の中で、多少違っていることはお互いに理解できますが、

まるっきり違うステージであるならば、仮に間違っていても比較することができないのです。



似たような話で、今では、運動会では、1位とか順位を決めない運動会があるといいます。



これも同じようなことが言えるのではないかな、と思います。






勝負というのは、時に残酷に映るかもしれませんが、ちゃんと逃げずに戦い、勝ち負けを自分で理解させることが重要です。

そして、負けたならば、次にそれを乗り越えることで、初めて人間は成長してゆくものだと僕は思います。




個性で片づけたり、戦いの場をなくしてしまうのは、逃げ場や言い訳を作り、どんどんひ弱になってゆくのです。




人間形成の基盤をまず同じ土俵で作ってあげるのも必要なのではないかな、

個性が重要だというのは、そのあとの話なのではないかな、


と思います。




ひょっとすると自分が育ってきたことが常識と言いはり、一般常識を常識と理解できない人が増えかねないでしょう。要は人の言うことを受け入れられないということになってしまうのです。




重大な犯罪を犯した人が本当にそれを悪と理解していない人がいたりしますが、それってこういうことが生きてきた過程にあったのかもしれません。



もし、そうであるならば、社会の犠牲者なのでしょう。





いい社会を創ってゆきたい、



そういう想いがさらに強くなります!