美容業界から学ぶもの
先日の山中湖での式典での温かく、そして改めて考えさせられた話。
ある小学生の作文を紹介しお話をしてくれた方がいらっしゃいました。
感銘を受けてその方にご挨拶に行くとその作文をいただけましたので転用しますね。
「うちの家はみんなが悪い」
きょう私が学校から帰ると、お母さんが「お兄ちゃんの机を拭いていて金魚鉢を落として割ってしまった。もっときをつければよかったのに、お母さんが悪かった」と言いました。するとお兄ちゃんは「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった」って、言いました。
でも私は思い出しました。きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき私は「危ないな」って思ってたのにそれを言わなかったから、私が悪かったと言い出しました。
夜、帰ってきてそれをきいたお父さんは「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき、丸いほうでなく四角いほうにすればよかったなあ。お父さんが悪かった」と言い出しました。そしてみんなが笑いました。
うちはいつもこうなんです。
うちの家はいつもみんなが悪いのです。
私たちは何か問題が生じると、この「うちの家」とは逆につい自分のことは棚に上げて他人のせいにすることがよくあります。または知らん振りをかましたり・・・。謝らなかったり。
しかし、そのような心理状態では、起こった問題を通じて自分自身はもちろん相手にとっても何のプラスも進歩もありません。
「自分が悪かった」「自分の配慮が足りなかった」と振り返る心が場を和ませ人間関係を良くし、やる気を引き出してゆきます。
実はこれは倫理法人会 の週報誌に掲載されていた記事を引用したのだそうです。
当社の加盟店さんでも倫理法人会に属していらっしゃる方が多く、美容サロン経営者は「教育産業」の代名詞なだけあって皆さん本当に勉強熱心です。
ちなみに昨日ローソンに行ったとき店員さんの言った言葉が聞き取れず聞きなおしたら
「袋は二つに分けますか!?」
とにらみつけられました。
あまりにもひどかったので、さすがに「そういう態度はないんじゃないか」と怒ってしまいました。
「倫理」という教科もなくなり、生きてゆくうえで何が重要なのかを教えてもらう場所もなくなってきたのではないでしょうか?
我々は「いいマチ創ろう!」をビジョンにお店を地域活性化のベースとして考えておりますが、雇用や経済だけで考えているわけではありません。
むしろ、「いいマチ」というのは「愛と感動があふれる」マチであり、心がなければ「いいマチ」とはいえないのです。
当社の目指す「いいマチ」は、人とのつながりを重んじる美容サロンがマチの中核でなければ実現はしないだろうとも再認識しました。
この美容業界の心を他の業界にもっと伝えてゆこう!
2次会での一コマ
今回ご勇退される会長さんの歌


