眼底出血しました。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。


本日は、私の合併症の話をします。


合併症の話を聞くと落ち込んでしまったり、将来に不安を感じる人は、読まないほうが良いかもしれません。








先日、1年ぶりに眼底検査に行ったところ、小さな点状出血が見つかりました。


1年前の検査で白内障が始まっているのが見つかっていたので、ある程度予想はしていたのですが、やはりショックでした。



眼底の写真を大きく拡大してみると、ごく小さな出血が一箇所あり、単純網膜症ということでした。


コントロールが安定し、運が良ければこのまま出血が止まり少し落ち着くかもしれませんが、さらに進めば目の血管はさらに空気を求めて新しい血管を作り始め、次は増殖期に入ります。


とりあえず半年間の経過観察です。今は見え方に変化があるわけではなく、自覚症状は全くありません。



発症して25年、ついにこの日が来たと思い、この数日間はとても苦しい、暗い気持ちになりました。この先のことを思うと不安でいっぱいになり、夜が来るのがたまらなくおそろしいです。



私のこの数年間のコントロールは、確かに良くはなかったですが、ものすごくメチャクチャな暮らしをしてたわけでもありません。ヘモグロビンは、たまに7%に入ってしまうこともありましたが、この数年はほぼ6.5%前後でした。


でも、目の合併症が始まったということは、他の合併症も出はじめる可能性があります。



低血糖が眼底出血を誘発するというのは聞いたことがあって、私は低血糖がけっこう多かったと思いますので、それも一因かも知れません。

お医者さんではないので、それが本当の理由なのか、あるいは6.5%のコントロールではまだ不十分で、血糖値が高すぎたのか?はよくわかりません。

または、長い年月糖尿病だったので、そのうちに血管が詰まってもろくなってきたこともあるのかも知れません。


この前、筋トレしよう!と思いたって始めたばかりなのですか、眼底出血してる場合はあまり激しい運動をしてはいけないともいうし、どのくらいまでやってよいのか分からないので(眼科のお医者さんは運動については何も言いませんでしたが)、とりあえず糖尿病の主治医に報告して相談するまでは、ストレッチ体操と散歩だけにしておこう。



25年たったら自分も合併症が始まると怖くなってしまう患者さんもいるかも知れないし、読んでくださる方の不安を煽るだけになってしまうのではないかと思い、書くか書かないか、ちょっと悩んでいましたが、やっぱり書いておくことにしました。



今回わたしは、病気になったことを本当に悔しく思い、世の中の健康に生きてる人たちを羨ましく思いました。何も考えずにお腹いっぱい食べられる幸せを、妬ましく思いもしました。

私は発症してから今日まで、それなりに一生懸命病気と向きあい、できることをやって生きてきたつもりです。それはうまくいったり、いかなかったりしましたが。羽目を外したこともあるし、大失敗も沢山経験しました。



でも、気を取り直して、もっと明るくいこうと思うんです。

気分を腐らせているのは、とてももったいない。人生は長いようで短い。ここまでが長く、そしてあっという間だったように、残りもそうだと思うので。


この先どうなるかわからないけど、わたしにはやりたいことがたくさんあるんです。なにごとも諦めないでいきます。


後ろ向きなことを言ってると、実際以上に悲しくなっちゃうからね。言葉はいつも明るく楽しいことを言うように、心がけます。

胸を張って、同時にションボリすることってできないので、落ち込んだらぜひやってみてください。面白いっす。