パスタ実験、開始。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。

本日のテーマは、「パスタ」。


ずいぶん前に調査してみて、パスタは1.5時間のスクエア・ボーラスで注入すると良いらしいということをなんとなく知っていました。全量を食前に打ってしまうと食後2時間目くらいで低血糖を起こし、4時間目あたりから高血糖になっていたため、そういうふうにやっていたのです。



が、最近変調を感じるようになりました。

理由はよくわからないのですが、いままでのようにスクエアボーラスを使うと、こんどは食後すぐに高血糖を起こしたあと、一転して低血糖を起こしてしまうのです。仕方なく補食をして上げるのですが、反動なのか?今度はまた高血糖になる…という、メチャクチャな状態になってしまったのです。


なんじゃ、それは。


いったいどうなってるのか?
調査してみました。



1.5時間のスクエアボーラス、
2.0時間のスクエアボーラス、
で2回記録をとってみたところ、写真のようになりました。


【パスタをスクエアボーラスで食べた時の血糖値変動グラフ】
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縦軸が血糖値、横軸は食後経過時間です。


どうやら、これまでと変わってしまったみたいなのですが、その理由は全くわかりません…。

グラフの通り、食事開始から1~2時間で、どちらも食前+50mg/dl程度上がったあとで、今度は一気に50mg/dl位まで下降に転じました。


スクエアで引き伸ばしたことにより、インスリンの効果がピークになる食後3~4時間目あたりで低血糖になってしまいました。仕方なく+10gのブドウ糖で補食をしたので、食後5時間目あたり血糖値上昇が補食のブドウ糖によるものなのか、パスタの吸収による時間差の上昇によるものなのかは、定かではありません。


が、ひとつの結論としては、食後1~2時間めが高血糖になる以上、ある程度の単位のインスリンは通常通り食前にまとめて打つ必要があるようだということは、はっきりとわかりました。


さしあたり、デュアル・スクエアボーラスを使うといいんじゃないか?

デュアル・スクエアボーラスは、食前にまとめて打つノーマル・ボーラスという打ち方と、時間をかけて少しずつ注入していくスクエア・ボーラスという方法を併せて使うやり方です。


そうすると、こんどはノーマルとスクエアで各何単位ずつ打つのか?という問題も出てきますが、それはまた少しずつ実験して最適なところを見つけていかないとなーと思います。なかなか、簡単には答えが出なさそうです。


そのうち、うまくいったら…また報告します!



さて、こういう実験をする時は、いつも葛藤が伴います。

たとえテストでも低血糖も高血糖も起こしたくないんだけど…、
それなら、もうパスタなんか一生食べないでいくか?
あるいは、多少の犠牲を払ってでも、攻略してしまうべきか?


人によってここの判断は様々でしょうね。
正解はない気がします。

健康面から考えれば、「よくわからない食品は一切食べない」とすることは最適な安全策であり、正解だと思います。触らぬ神に祟りなし、です。

その一方で、QOLという観点では「食べない」は、消極的な決断でもあります。自由に、思い通りに食事をできるのは、とても楽しいことですから。

結局、自分がどちらに重きを置くかの違いということなんでしょうね。


あなたは、どちらを選びますか?

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