風邪とインスリン増量。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

がんばりすぎない1型糖尿病・ipocoのブログです。一型糖尿病に関する情報や、暮らしの様子を書いています。
気長に一緒にがんばりましょう!

こんにちは。ipocoです。


本日のテーマは、
風邪とインスリン抵抗性の研究。」です。



軽い風邪をひきました。


症状は軽く、喉の痛みに咳が少し。あとは頭痛と、微熱まで行かない程度の熱が少しで、4日ほどですっかり良くなりました。一度風邪を引いたら必ず発熱し寝込んでしまう私にしては、これは大変珍しい事なんです。ラッキー!



それでも、今回も風邪によるインスリン抵抗性がついたらしく、一時的にインスリンが沢山必要になりました。



私の場合は、「基礎インスリンが沢山必要になるスイッチ」が入るまでには3~4日ほどかかるようで、それまでは、熱や頭痛、喉の痛みなどあっても血糖値が上がってくることはなく、いつもの量でいけているのです。それが、4日目あたりに入るとグォーン…と起動してきて、いつもの5%~20%位まで増やさないと、250超の高血糖が抑えきれなくなっちゃうんです!
 

また、その抵抗性は風邪が治ると同時に引くのか?っていうとそうでもなくて、すっかり良くなってからインスリン抵抗性が元に戻るまでも、また2~3日と、数日間のタイムラグがあるみたいです。



身体の中では何かが起こっているらしい…。


ちなみに今回の風邪では、インスリン量はいつもの1割増しになりました。1日あたり、約1単位の基礎インスリン増でした。


基礎が増えるときはご飯の追加インスリン(ボーラス)も同じように全て割増しにして打つので、総合して1日に使うインスリンの量がどのくらい増えるかというと、
1割増しの場合で1日に合計3~4単位、
2割増しの場合で1日に合計6~8単位は、
いつもより多く打たないといけないことになります。
これは個体差がありそうなので、私がそうだからといって他の人も同じとは全然限らないのですが、まあ一つの例ということで。


と、ここまで書いて思いましたが、基礎インスリンを増やすという行為は、「今、高血糖だから追加を打って補正しよう」と言うのとは意味が少し違います。「上がる前にあらかじめ増やそう」は、「予防」に近いイメージです。基礎インスリンを、高くなる前からあらかじめ増やすのは、低血糖が怖い方にとっては恐ろしいことかもしれませんね。


私なんかは、体質的にいつ何単位打つと、どのくらい下がる…と言うのがかなりハッキリしている方なので、基礎インスリンなどでこういう予防的な増量をガンガンやっても平気ですが、人は本当に様々です。打ったからといって効くとは限らない…などの苦労を抱えてる方は沢山いらっしゃいます。(以前患者さんの会でブリットル型の方とお話をした事がありますが、本当に大変そうだなあと思いました。)


さて、増やして高血糖を防げたのは良いけど、次はそれをいつやめるんだ?という事になります。私は、増やす時は少しずつ(1~2%単位)で増やし、減らす時は一気に・多めに(3~5%)減らすという方法で、できるだけ低血糖を起こさないようにしています。血糖値はなるべくマメに測り、測るたびに予測より高いか、低いかで、今後どうするか検討しています。

それで失敗は…もちろんしますが、以前よりは多少失敗しなくなってきた…と思いたい。


つーわけで今日も、あなたの参考になれば幸いです。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村