驚きの検査結果 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。

今日は、驚きの検査結果についての報告です。

先日、無事に10日間の入院が終わり、退院して家に帰ってきました。
入院のきっかけは病院を変えたからなのですが、

それではなぜ病院を変えたかと言うと、以前通っていた病院の医師に、糖尿病性腎症の3A期だと診断されたからです。合併症がかなり進んでいると思い、透析センターのある大きな病院に移ろうと思いたったのでした。

3A期というと、腎臓の機能がだいぶ落ちて来ていて、タンパク尿が顕著に出てくる段階です。ここまで進むと、血糖値コントロールを改善しても、腎臓の機能を回復するのはとても難しいと言われています。

これまでの検査の結果で、すでに早期腎症、2期に該当するアルブミン尿が出ていることは知っていましたが、血糖値コントロールは上手く行っていませんでした。そこへこの診断。私はついに合併症が表面化してきたのか…と覚悟しました。


しかし、転院先の総合病院へ入院してひととおり検査をしてみたところ、

眼底検査:異常なし
神経の検査:異常なし
腎症の検査:おそらく1期

という、全然予想を覆す結果がでました。

1期(腎症前期)と3A期(顕性タンパク尿期)では、エライ違いです。通常1~2期は非常に長く、10~20年はあるそうですが、3期に入ったら透析までの年数はそう長くはないと言われています(幸い近年は治療方法が進化し、3期でも5~10年は透析に至らずにもつと言われていますが)。

自分で調べたり、お医者さんに聞いてみたところ、合併症はまず神経障害や眼底出血から始まり、その後、腎症へと重なって進行して行くことがほとんどで、眼底に全く異常が無いのに、腎症だけが進行して行くケースはまずないというのです。

私に腎症3A期の診断を下したお医者さんは、腎症の診断基準となる尿アルブミン値が、数回に渡り一定の診断基準を超えていたため、3A期と診断しようですが…合併症の進行する一般的な順番のことは無視したか、あるいは意識していなかったのでしょうか。

たしかに、「今は、3A期っていうあたりですね~、まあまだ大丈夫でしょ」みたいな軽い感じの説明しかなく、結局自分で調べました…。専門医だって名乗っていたけど、合併症の専門知識や治療の経験はあまりなかったのかも知れない。あるいは、まだ具体的な治療はしなくて良いと判断したのかも知れないし、他人事だから適当に診断したのかも知れないし、説明してもわからないって思ったのかも知れないですが。

そんなわけで病院を変えましたが、良いタイミングだったと思います。
発病から20年以上たった今、気を抜けばちょっとしたことで複数の合併症に進行していく可能性は高く、注意を怠ってはならないと気を引き締めました。まずは、問題の腎症については経過をよく観察し、アルブミン尿が出ないように血糖値をしっかりコントロールします。インスリンポンプも導入したことだし…


また、自分の将来に関わる診断を下されたら、絶対にセカンド・オピニオンを求めるべきだと思いました。

そして、それらの意見のうち、どれがより正確な情報なのかを判断できるよう、自分自身も病気のことをよく勉強して知恵をつけておかないといけないと実感しました。


あなたの通っているお医者さん、どのくらい信用できそうですか?



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