薬のパッケージは大事です。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんばんは。ipocoです。


今日は暑かったですねえ~~。
私の家でも節電・・・と思いながらも扇風機とエアコンが回っております。


さて、今日は薬のパッケージのお話です。

先月の外来で速効型インスリンの種類が変更になりました。
この1ヶ月くらいは前の種類の在庫があったので使っていましたが、先週ついに使い切り、新しい種類のインスリンをスタートしました。


新しい種類の速効型インスリンは、サノフィ・アベンティス社の「アピドラ」です。


私は1日4回注射なのですが、遅効型(24時間効くタイプ)インスリンは、数年前から同社の「ランタス」を使っています。

今回、アピドラの使用を開始したことで、2種類ともアベンティス社のインスリンを使うことになったのですが・・・


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これは・・・!!

上がアピドラ、下がランタスです。


・・・なんで、こんなに似ている種類の色にしたんだろうか・・

確かに、違うといえば違うんですが、テイストがグレー系で似ているというか。



ヌケ作のipocoとしては、寝ぼけてアピドラとランタスを取り違えて注射する可能性大!!



ランタスは一度にアピドラの4倍くらいの単位を注射するので、とくにコワイ!!
速攻型のアピドラを一度にいつもの4倍注射するなんて、考えただけで恐ろしい。
そのときipocoはおそらく・・・間違いなく救急車に乗るでしょう。




アベンティスさんではこの2種類しかインスリンを扱っていないようなので、なぜこの2色にしたのかがよくわかりません。



パッケージやデザインは本当に思いもよらない事故の元となるもので・・・

私がランタスを使い始めた初期の注射器はまだカートリッジ式だったのですが、その注射器は単位設定のダイアルのデザインが、肝心の単位数を見間違えやすいところがありました。
実際に普段の2倍量を注射してしまい、低血糖事故を起こした患者さんがいたと聞いたことがあります。


その事故の影響かどうかはわかりませんが、その後ランタス用の注射器は「オプチクリック」なる、単位がデジタル表示のデザインに変わりました。たしかに、デジタル表示なら、単位数は見間違えようがないのは良かったのですが・・・問題は、いつかは電池が切れること。

私の使っていた注射器も、ある日突然、表示窓の数字が点滅を始めました。
故障かと思って病院で聞いてみたら、点滅が始まると3日から1週間くらいで電池切れなので、すぐに交換に来てくださいと言うことでした。デジタル表示にしたことより、電池交換が自分でできない仕様にしたのが致命的だったんじゃないか・・・?ダウン

結局、オプチクリックは昨年で販売終了となり、病院で「回収しています。持ってきてください」と言われました。


こんな風に、自分が発症してから使ってきた注射器やインスリンの歴史を思い出すと、製薬会社が失敗と改良を繰り返しているのがとってもよくわかります。



なのでなおさら、この2色にした理由がわからんのですよ・・・
・・・ブツブツ・・・気をつけよう。