さあ、あなたは何かを伝えたいと思いました。
でも、うまくいきません。
どうしてでしょう?
あなたの考えを伝えるには、様々な方法やテクニックがありますが、まず、その前に、もう一度、自分自身を思い出してみましょう。
あなたが行動する時に、どうやってその行動基準を決めているのでしょうか?
それは、三つのものが決めています。
一つ目は、あなたの体(ボディ)。
二つ目は、あなたの心(ハート)。
そして、三つ目は、あなたの理性(マインド)です。
この三つのバランスが、あなたの行動や感情を作りだしています。
素直に物事に反応すれば、何の問題も起こりません。
体はそのまま考えていただいて結構です。
お腹がすいた、眠い、疲れた、お腹いっぱい、歯が痛い(笑)……。
心もそのまま考えていただいて問題ありません。
喜怒哀楽ですね。
怖い、怒り、嫉妬、喜び、同情、情熱、慈愛・共感、そして悟りの世界です。
問題は、理性です。
理性って何でしょう?
辞書にはこうあります(大辞泉より引用)。
1)道理によって物事を判断する心の働き。
論理的、概念的に思考する能力。
2)善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力。
さて、道理とは何でしょう?
物事の判断って、どうやるんでしょう?
善悪の境目は?
もちろん、これは、あなたが正しいアイデンティティの階段を上がってきていれば、自然に身につくものですね。
でも、本当に?
あなたの理性はどうやって形作られたのでしょうか?
あなたの理性に影響を与えたものは誰でしょうか?
両親?
家族?
お友達?
先生?
教科書や本や物語?
国や地域、環境、政治などなどなど……。
そこに、あなたがこれまでに経験にした様々な物事と、それに対する反応が、あなたを作り上げてきました。
もし、理性が表に出てしまったら?
物事は、素直に運ばないかもしれませんね?
たくさんのヒューリスティクスが、あなたの判断を曲げてしまっているかもしれません。
なので、何かを伝える前に、まず、素直に考えてみる必要があります。
何を伝えたいの?
それは、あなたの素直な心から発しているものなの?
さて、問題の理性ですが、大辞泉にはこう続きます。
3)カント哲学で、広義には先天的能力一般。
狭義には悟性・感性から区別され、悟性の概念作用を原理的に統一・制御・体系化する
無制約の認識能力。理念の能力。
4)ヘーゲル哲学で、悟性が抽象的思考の能力であるのに対して、弁証法的な具体的思考の能力。
5)宇宙・人生をつかさどる基本原理。
さあ、そのレベルに達しましょうね!
そして、別の読み方があります。
仏教の言葉では、「りしょう」と読みます。
宇宙万物の不変の本性です。
法性です。
真如ともいいます。
普遍の真理ですね。
私たちは、考えながら、迷いながら、その道を歩んでいます。
なので、まっすぐにならなきゃね!