2月に読んだ本 覚書
幼い頃の出来事で男性恐怖症の纏子は洋服補修師。幼い頃から女の子の服が好きだった男性の芳はデパートの中世の洋服やコルセットの展示で纏子と出合う。題名のクローゼットは服飾美術館が舞台だからなのかと思っていたが、読み進めていくうちに合点がいった。思った以上に18世紀の洋服の話に魅かれて読んでいてとても面白かった。男性でも女性の洋服に魅かれることは活字を読んでいるうえでは違和感がなかったがリアルだったらどう感じるのか今の私にはわからない。夢中になって読み終えた。
三有不動産の50名が新しくできた首都圏特販部に異動を命じられた。売れない物件を予算もなく値下げの権限もなく売らなければいけない。目標達成できなければ全員解雇といいながら、解雇は決定したも同然な状況。どうするのと先が気になり一気読みでした。
毎回思う和菓子の世界は奥深い。今回は 東京デパートの売り場から飛び出してバイトのアンちゃんまた一歩成長しましたね。
おいしい旅のしあわせ編アンソロジー。文庫オリジナルの短編。旅とおいしいものはセットであると思っている私は満足するお話ばかり、その上幸せも味わえる。