33年前から後ろ髪を引かれていた私!
その前に遊女
遊女も人気商売である。
いかに男たちの気を惹くかを常に考えていた。
男たちの人気が高まれば、収入も増えるし、いい格好もできる。
そのための遊女の技が、いわゆる「手練」や「手管」というものだった。
遊女が売れっ子になるための第一条件は、やはり姿形が美しいということである。
美人の遊女は何もしなくても客の方が放っておかない。
第二は、
床上手といわれている。
そして、第三が、
客あしらいがうまいことだった。
この客のあしらい方が手練手管と呼ばれるものである。
例えば、遊女が絶対にしなくてはならなかったのが「きぬぎぬ」と呼ばれる、別れ際の手管である。
「きぬぎぬ」は「衣衣」と書いたり「後朝」とも書く。
朝、互いに着物を着て別れることである。
床を共にした男を翌朝送り出すとき、また来ようと男に思わせる別れ方を遊女たちは叩き込まれる。
いかにも帰るのが惜しいような態度を示したり、後ろから着物を着せるときに抱きついたりして、別れを惜しむ。
たとえ、それが演技と分かっていても、遊女にだまされていると分かっていても、男たちはまた通って来ようという気になるのである。
このあたりは、昔も今も変わらない。
本題に入ります
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