、最初は僕がやらないといけないからだ。
五人は表情が硬い。緊張と集中、そんな所だろう。
「先生、今日は一体何を?」安全靴 ピューマ
ジンだ。何かにつけて実力が全てだと言いながらも、人を引っ張る性格の彼は生徒のまとめ役にもなっている。口はきついんだが結局面倒見はいいんだよね。年齢も同じだし、出会い方が違ったら良い友人になったかもしれない。
[実戦訓練だ]
「まさか、先生とですか!?」
五人の顔が見事に歪む。
[いや違う。これから|召(よ)ぶ存在と戦ってもらう。何、死ぬ気でやれば死なない。人生は意外とそう出来ている。最悪、識が治してくれるから安心しろ。全滅したらその回数に応じてペナルティだ]
「よ、よぶ、ですか?」
[ああ、私は実は召喚術を使える]
も、じゃねえか! とか何回全滅する内容なんだ、とか次からの講義全部休むのか、とか。悲痛な台詞が飛び交う。失礼な。他の講師の方にまで迷惑がかかるような真似をする訳が無いだろうが。全員、次の講義に肉体的には無事に出れる!
ちなみに死ぬ気でやれば意外と死なない、は僕の先生の言葉だ。意外と、という文言が何度脳裏をよぎった事か。今となっては笑い話だけどね。……生きているから。
そうして、適当にモゴモゴ言いながら霧の門を召喚、モヤモヤした霧に影が映り、一体のミスティオリザードが姿を現す。
生徒が息を呑むのがわかる。低級なリザードマンでさえ集団戦闘時の脅威などは語られている。明らかに普通では無い美しい蒼鱗を持ち剣と盾、軽装鎧で武装した彼が強敵だと悟ったんだろう。もう僕は見慣れたと言っても光の当たり方によって緑色にも輝いて見える鱗は本当に綺麗だ。
「あの、このリザードマン、見た事も無いのですが。一体どのくらいの強さで……」
ん、短剣使いの少年だ。直接近接戦闘をしなければいけない彼としては大いに相手の情報は気になる事だろうな。だが断る。
[秘密だ。彼と戦った上で、各人で知りえた情報を後でレポートにまとめるように。他の生徒との相談は認めるが、間違えた点はきちんと自分の減点になって帰るからな。提出した内容は自己責任であることを忘れないように]
「あの、せめて種族名を……」puma スニーカー 通販
弓使いのアベリアさん。そんな事教えるわけないでしょう? 優れた図書館があるこの学園で。彼らに関する記述を見かけた事は無いけど、無いとは言えない。
[秘密だ。彼は私の友人でアオトカゲ君だ。では始めろ。識がこちらに来るまでに死んだら助けられないから気をつけろ]
「今日はよろしくね。ブレスは禁止、一割の力で相手してあげて。技術的な手加減はしなくて良いから」
すれ違う際にミスティオリザードの戦士に耳打ちして囁く。小さく頷いて彼は承諾してくれた。
早速始まる学生たちの死闘の音をBGMにして識と三人が待つ場所に戻る。
[識、説明は?]
「三名には基礎的な講義方針まで説明を終えて待機させています。では私はあちらへ回ります」
[頼む]
「急がないと大怪我しそうですから、失礼します」
識が苦笑しながら死闘、いやお楽しみ講義の現場に向かってくれた。生徒もこれで少しは安心だよね。
レンブラント姉妹もカレンも唖然とした様子で向こうの講義を見つめている。流石に君らにあんなことはさせないから安心していい。
[さて。今日から講義に参加する君達だが、助手の識からある程度の話は聞いていると思う。端的に言えば、使える属性を増やす。速く術を発動できるようにする。それらを有効に扱う為に状況に応じた正しい判断が瞬時に下せるようにする。それが私の講義方
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