39歳。どうして髪は薄くなる | id120のブログ

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る人達が後ろからサポートを
して確実に削っていかないとまず勝ち目がないだろう。

もしかすると、近接系に対する対処をグラッドの隣で見続けて
それを学習してきたのかもしれない。
どうすれば嫌がられるのか、どうすれば回避できるのか、どうすれば当たるのか
そういったことをグラッドの横で見続けて貪欲に吸収し、
そして今ここで仕上げとして試しているとしたら……。


この瞬間、一気に鳥肌が立つような寒気に襲われた、ゲームの中など関係なく。

http://www.mulberryemergencyjp.info/
そうすると、初めからグラッドに勝ち目なんかあるわけがない!
殆どの攻撃への対処、カウンター方法、タイミングがばれている上に
クィーン側の情報はまったくないというハンディ所じゃない大差。
情報が片方だけ筒抜けの状態で戦争ゲームをやっているような物だ!
だからアイテムを使うときの癖や叩き落せるタイミングまで知っていた……
荒唐無稽かもしれないがつじつまも会う……本当にただのAIじゃない!


後はただのショーになるだけだ、じわじわと削っていくだけの残酷な……。


事実、その後は派手な魔法などは使わず〈ファイアランス〉などで
ゆっくりと落ち着いてクィーンはグラッドのHPを削っていった。
グラッドも諦めず攻めようとするが、攻撃の基点の1つであるチャージ系は
もう対処されるので使えない上に、数少ない遠距離攻撃手段は全て相殺されてゆく。
そして容赦なくHPを削っていく火傷のバッドステータス。
治療薬は持っている様だが、使おうとするとすかさず雷が降って来て
妨害するのである、それでさらにダメージが積み重なる悪循環。

……まさに詰んでいた。 グラッドは倒れる事を待つのみであった……。
そしてクィーンは冷静に冷酷にその作業を完遂したのである。
ティファニー 指輪
――――――――――――――――――

PvPが終わりそこにはまさに心を折られた様に座り込むグラッドと
そのグラッドを見つめるクィーンの姿があった。
クィーンはその視線をシルバーに移して……

「これで、彼の高くなりすぎた鼻は折れたでしょう。後は貴方に任せます。
 貴方も年下の人などと見たりせず、同じ視線の高さで話し合ってください」

そう告げた。 シルバーはそれに答え、

「……感謝しますぞ、本来ならこのじじいがやらねばならぬ事だというのに」

そう返答し、頭を下げた。
その後、ゲームマスターと共に退場するグラッドとシルバー。
こりゃもう表彰どころじゃな ブレスレット ティファニー