滝崎
「……うん、それは言えてるんだけど…なんだかな…」
……そして、そうこうしている内にソ連軍は撃退された。
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ご意見ご感想をお待ちしております。本日は定休日なので、漸く更新出来ました…。
多分、こんな状態が続きます。
今回は連合軍の指揮官達の顔合わせです。
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284 顔合わせ
11月3日 午前10時頃 ドイツ軍陣地 coach ショップ
この日、ドイツ軍陣地にある司令部では各国の部隊の司令官達が集まっていた。主にドイツイギリス日本アメリカフランスイタリア……と、まあ、六ヶ国連合軍の指揮官は勿論の事、ポーランド軍フィンランド義勇軍東方大隊……と、ソ連に浅からぬ因縁がある国や亡命者部隊などの指揮官も顔を揃えていた。
エーディト
「……今更ながらだが、この戦線が連合軍による共同作戦だとよく解るな」
滝崎
「うん…まあ、確かにこの状況はそうなるね」
なにせだ……神様の悪戯だろうか……ロンメル元帥、ジョージSパットン中将、モントゴメリー中将……と、史実のアフリカ戦線での敵味方のライバルが顔を揃える……と言うのだから、この場で何がおきてもおかしくない。
滝崎
(何もおきないでくれよ……無理だろうけど…)
「ほう! 君達が噂の日本海軍大佐とドイツ海軍中佐かね!」
後ろから呼び止められ、嫌な予感を感じながら振り向くと、アメリカ陸軍の制服とヘルメット2つ星の将官がいた。
そして……こんな親父は1人しかいない。
滝崎
「えっと…まさか、パットン将軍ですか?」
「私の名前を知っているのか…うむ、気に入った! そうだ、私がジョージSパットン将軍である!」
エーディト
(……なんだか、物凄い親父だな) coach 日本
滝崎
(物凄い…で済んだら、まだいいよ……アメリカ機甲戦術の第一人者と言っても過言では無い……ただ、この爺さんの悪い癖が…部隊を私物化する事)
エーディト
(………あぁ…それは問題ありだな)
目の前の親父に2人とも、内心溜め息を吐く。
パットン
「しかし、君達があの『ベルリンラン』をやってのけたのか…いや、度胸があって、感心、感心」
滝崎
「…あぁ、ベルリンの街中を走った件ですね」
エーディト
「『ベルリンラン』か……いいとは思うが、心中はどうも微妙だな」
パットン
「ところで…エンペラーの一族で、フィンランドと太平洋、東海岸で指揮を執られたアドミラル松島宮は?」
滝崎
「あっ…残念ながら、本日は出席はされておりませんので…」
パットン
「そうか…まあ、又の機会にするか。では、失礼した」
そう言うとパットン中将は笑いながらその場を離れた。
滝崎
「……エライ人に好かれたな」
エーディト
「確かにな…はぁ、ベルリンの件で有名になるとはな」
各国指揮官達の挨拶……パットンとモントゴメリーの仲は相変わらずだった……も終わった後、エーディトと滝崎は大田少将や日本軍指揮官達と共にロンメル元帥に呼ばれた。
ロンメル
「エーディト中佐の海兵隊は私の指揮下に入ってもらう…いいかね?」
エーディト
「ヤー!(ドイツ語で「はい」)」 http://www.shpmeat.com/ prada 値段
……命令に忠実なエーディトである。
大田
「ですが、ロンメル元帥。エーディト中佐の部隊は僅か1個中隊と戦車2個小隊の小部隊。何の考えもなく、海軍の海兵隊を元帥が指揮下に入れるとは考えられませんが?」
大田少将の質問にニヤリと笑うロンメル元帥。
そして、意図が読めた滝崎が発言した。
滝崎
「『遊軍』の存在で