永田鉄山斬殺事件を未遂で防いで1週間が経過した | id120のブログ

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らそんなに…」

滝崎
「酷いか?」

松島宮
「別人の様だぞ。顔を洗って来い」

滝崎
「………そうして来る」



2時間後…………

滝崎 chanel e store
「………………」

トコトコトコトコトコ……

松島宮
「…………」

滝崎
「…………………」

トコトコトコトコトコ……

松島宮
「……」

滝崎
「………………」

トコトコトコトコトコトコトコトコトコトコ………

松島宮
「……なあ、落ち着く事は出来ないか?」

滝崎
「……無理……だって、永田少将の命が掛かってるし…」

……その事が気に成り過ぎて、部屋の端から端を行ったり来たりしてグルグルと回っている滝崎。
じっとしろと言われても、事が事だけにじっとなんぞ出来た物ではない。

松島宮
「『果報は寝て待て』と言うが……今のお前では寝る事も出来まいな」

滝崎
「当たり前だ」

松島宮
「ふむ……よし、行くか」

滝崎
「……はあ? 行くって…どこに?」

松島宮
「陸軍省軍務局長室の永田鉄山少将の所だが?」

滝崎
「……あの、海軍兵学校生が陸軍省に入り込めるとは思えないけど?」

松島宮 chanel ネックレス
「ふっふっふ…こんな事も有ろうかと、東久邇宮様に陸軍省に入る手筈を付けておいたぞ」

そう言って松島宮は懐から便箋を見せた。

滝崎
「……準備が良すぎ」

松島宮
「イザと言う時の為だ。行くぞ」



更に2時間後………陸軍省

車を飛ばし、陸軍省に着いた後、松島宮は歩哨に東久邇宮の『許可書』を見せると、案内を付けて軍務局長室に案内してくれた。


コンコン

士官
「軍務局長、東久邇宮様からのお客様です」


「うむ、入れてくれ」

そう言われて扉を開けるとそこには目的の人物……永田鉄山少将が居た。

永田
「すまない。片付けなければならない案件があってな…少しだけ待っていてほしい」

そう言うと部下達と書類片手に話を始めた。
滝崎は素早く部屋の中を見回し、時計を見た……時間は9時45分……

ギギィィィ……

扉が開き、そちらに目を向けると……軍刀を帯びた将校が入って来た。

滝崎
「危ない!!」

将校…相沢少佐が軍刀に手を伸ばしたと同時に滝崎は永田鉄山少将に飛び掛かった。
そして、永田鉄山少将を押し倒したと同時に相沢少佐の軍刀が空を切った。


ビュン!!

滝崎
(あ、危な!!)

背中に空を切った軍刀の風圧を感じた滝崎の正直な感想だった。

相沢
「邪魔するな、小僧!!」 http://www.fsdfds31.com/ ハワイ celine

ドン!!

相沢少佐の怒号と同時に扉から憲兵隊がドカドカと入って来た。
そして、10人程が相沢少佐を取り押さえる。

松島宮
「大丈夫か! 正郎!?」

滝崎
「うん…そ、それより、永田少将は!?」

松島宮
「大丈夫だ。ピンピンしている」

見ると後頭部を擦っている永田少将が見えた。

松島宮
「さて、我々はここを離れるとしよう」

滝崎
「へぇ? なんで?」

松島宮
「お前もわかっている筈だ。陸軍のゴタゴタに兵学校生とは言え、海軍の人間が居ては妙な疑いを掛けられる」

滝崎
「あ、あぁ…しかし、もう遅い様な気が…」

松島宮
「大丈夫だ。先に出ていてくれ。永田少将に伝言を伝えて来る」

滝崎
「……わかった」



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8月19日 高松宮邸


相沢事件……永田鉄山斬殺事件を未遂で防いで1週間が経過した。
夏期休暇の大半を高松宮邸で過ごしてしまった……と滝崎が思っていた頃、高松宮邸の門の前に一台の車が止まった。