「最も安い代価で、最も価値のある価格を買おうとする人」のこと。
最少の学力、最少の学習努力で最高の教育商品を
手に入れた子供が「最も賢い消費者」だということになる。
今の子供たちは賢い消費者になるべく懸命に努力をしています。
最低の努力で得られる最高の結果をめざしている。
費用対効果のことだけ考えている。
... 以前、ある東大出の若者と話をしていて、
あまりにものを知らないので驚いたことがありました。
さすがに「何で君はそんなにものを知らないんだ」と訊ねました。
すると、彼は「だって僕全然勉強しませんでしたから」と明るく笑って答えました。
僕はそれを聞いて胸を衝かれました。
彼は自慢しているんです。
子供の頃から一夜漬けで試験をクリアーし、
レポートは人のを丸写しし、試験はカンニング。
要領だけで、全然勉強しないで超一流の学歴を手に入れました。
そんな僕って「賢い消費者」でしょう。
そう彼は誇ってるんです。
無知で無学なまま東大卒業の資格を得た自分が誇らしいんです。
消費者マインドを刷り込まれた子供たちのこれが末路だと思いました。
(内田樹)
来年、真面目にセミナーをやろうと決めました。
「学ぶ」と言う事が、どんなに楽しい事か。
「学び」を通じて、どんなに素晴らしい仲間ができるのか。
そんな事を伝えたいな。