半分。81 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



スースーと眠る二宮をじっと見つめる。

涙の流れた跡を指で優しく拭うと

頭を撫でて部屋を出た。



そのままリビングに戻り

オジキの側に行ってしゃがみ込んだ。



オジキ...二宮は...無事だったよ...。

...オジキの命...絶対無駄にしねぇから。



改めてそうオジキに約束をした。

スクッと立ち上がり松本を見る。



松本...大丈夫か?


大丈夫です。

...親父様を守れず...本当にすみません...。



松本が悔しげな顔で俺に頭を下げた。



いや...田城がここに来るのは想定外だったし

...オジキを守れなかったのは俺もだ...。


...っ...。


それに...オジキはこうなる事を覚悟してた。

二宮を守る事が出来て...本望だと思う。


...本望...。でも...それでも...

俺は...親父様を守りたかった...。


で...どっちを始末します?それとも両方?



突如背後から聞こえた声に

松本が慌てて振り向き警戒する。



...誰だ...!


どうも~『掃除屋』で~す。


『掃除屋で~す』じゃねぇよ。

軽いんだよお前は。


...掃除屋...?


早かったな。涼介、風磨。



音もなく突如現れたのは

『掃除屋』の涼介と風磨だった。



俺が二人の名を呼んだ事で

知り合いだと認識した松本が警戒を解いた。



ちょうど近くに居ましたので。

...で...始末するのは...?


あぁ...そっちに転がってる奴を頼む。

ソイツが死んだ形跡を全て消してくれ。

外に車もあるからそれも頼む。


分っかりましたぁ。


...相変わらず...テンション高ぇな。風磨。笑


...ウザイですよね...ホント。


ウザイ言うなよ~涼介~。笑


うるさい。さっさと始めるぞ。



涼介は風磨を一睨みすると

黙々と作業に取りかかる。



小一時間程で二人は作業を終えた。

二人の仕事振りを...松本は驚いた顔で

ずっと見つめていた。笑



では...死体と車は跡形なく

こちらで始末させて頂きます。


ん。頼んだ。


それでは...失礼します。


ありがとございました~。

またのご利用お待ちしてまっす♡♡



涼介は丁寧に。風磨は風磨らしく

挨拶をして引き上げて行った。






To be continued.