半分。82 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



涼介と風磨が出て行くのを

その場で見送った後

太一さんが話しかけて来た。



智さん達も...

和也さんを連れて戻って下さい。

ここに居たらいけません。


...太一さん...。


後の事は私に任せて下さい。


...分かった。後を頼む。


和也さんを...宜しくお願い致します。



そう言って太一さんは頭を下げた。

俺はもう一度オジキを見てから...

奥の部屋で眠っている二宮の所へ行った。



まだ眠っていた二宮を抱き抱え

オジキの別宅を出た。



二宮を抱えたまま車に乗り込む。

後から松本も車に乗り込んだ。



翔。隆平に連絡して...

茂先生の所に来る様に伝えてくれ。


分かりました。



運転席に乗り込んだ翔は

すぐさま隆平に電話をかけた。



詳しい話しはせず

今から茂先生の所に来る様に伝えて

電話を切った。



色々と聞きたそうでしたが

取りあえず来る様にとだけ伝えました。


ん。


このまま茂先生の所に向かいます。


頼む。



車がゆっくりと動き出す。

その瞬間...松本が振り向いて

オジキの別宅をじっ...と見つめていた。



車内は沈黙に包まれる。

暫くしてその沈黙を...松本が破った。



...太一さんは...大丈夫なのでしょうか...。



心配そうな顔で俺を見つめる。

...少し...顔色が悪いな...。



太一さんは...大丈夫だ。

あの人は...色んな方面に顔が広い。

オジキの事も...良いようにしてくれる。


...そう...ですか...。


それより...松本、顔色が悪いぞ。

茂先生の所に着くまで少し眠ってろ。


...いえ...俺は...大丈夫です...。


...二宮が目覚めた時...お前が倒れてたら

誰が二宮を支えるんだよ。

今はしっかり体を休めろ。いいな。


.....はい...。



俺の言葉に納得した松本は

座席に深く体を預けると目を閉じた。






To be continued.