半分。38 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



智さん。


...何だ...。


今はまだ...貴方は動かないで下さいね。

私がいいと言うまでは待ってて下さいよ。


...分かってるよ...。(*˘-ω-˘*)


分かってくれてるなら良かった。笑

二宮組長を救える様に...

今は私が水面下で動きますから。


ん。


さっきの質問の答え...

出た時は...教えて下さいね。笑



そう言うと翔は立ち上がり、

『ちょっと組に戻って来ます。』

と言って部屋を出て行った。



翔の背中を見送って...

ソファに体を深く沈めた。



さっき翔が俺に投げかけた問いを考えた。



普段の俺なら...

今回みたいな事には関わらない。

ウチの組が巻き込まれた訳じゃねぇし。



ただ...相手が『二宮』だったから。

二宮のオジキに恩義があって...

その恩を返したいと思った。



...正直、田城のやり方は

俺が一番嫌いなやり方だから...

アレに付く気は更々ない。



だから...二宮側に付こうと思った。



『二宮のオジキ』の為か。

『二宮和也』の為か。



正直...どっちか分からなくて...

あの時は即答出来なかった。



今...じっくり考えると...

二宮和也を助けたい...と言う思いは...ある。



何か...ほっとけないと言うか...。

何なんだろうな?この感じは...。



2年前に助けた時から...

二宮には驚かされる事が多かった。



俺にとって二宮は...

今までに出会った事のない人間だった。

だから気になって...助けたいんだと思う。



茂先生や翔は...

多分俺が二宮に惚れてるんだと思ってる。



正直...最初は俺もそうなのかもと

少し思ったんだけど.....。



何か...惚れてるってのとは...

少し違う感覚なんだよな...。

でもこの感覚を上手く言葉に出来ねぇ。



当てはまる言葉が見つからねぇんだよ。



愛でも恋でもねぇし...。

親目線?...いや違うな。笑



友達でもねぇし家族でもねぇ。

組の奴らとも...違う。



翔や雅紀に感じるのとも違うし...。

当てはまる言葉や関係性が見付からない。



翔への答えは...出そうにねぇな。苦笑



アイツと関わって行けば...

その内答えは出るんだろうか?



.....分からねぇな...。笑

分からねぇなら...その時その時で

感じた様に、思った様に動けばいい。



今は...それが最善だろう。

そうすれば...きっと答えは自然に出る。



今の段階での答えは出た。

コレに関して...考えるのは終わりだ。



さてと。

...暫く...翔は戻って来ねぇよな...。



今日は特に事務所に行かなきゃいけねぇ

仕事もないし...。

それなら...描きかけの絵を仕上げるか...。



カップに残ったコーヒーを飲み干し

新しくコーヒーを淹れて

アトリエにしている部屋に行った。






To be continued.