付喪神奇譚 Ⅱ。102 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。




...流石に...伴侶の件は...

かなりショック受けてたな...。苦笑


...仕方ないよ...。

だって記憶がないんだもん。


...智は...大丈夫か?


まぁ...カズの反応は予測はしてたし。

それより今はカズの身の安全が一番だから。



そう二人に言うと...

翔と潤が俺をぎゅっと抱きしめた。



ふふっ。

...心配してくれてありがとな。笑


智...俺らには弱音吐いてよ?


そうだよ...無理はしないで?


ん。分かった。



抱きしめてくれてる二人の背中を

ポンポンと優しく叩く。



俺の気持ちを分かってくれる奴が居るって

だけで...ホント心強いよ。



...翔...此処は俺の結界内だから

大丈夫だとは思うんだけど...

カズに付いててくれないか?

お前なら龍白翆の気配も分かるし。


分かった。任せて。


ありがとな。頼む。



翔にカズの側に行って貰った。

ホントは...俺がずっと側に居たいけど...

俺が側に居たらカズも居心地悪ぃだろうし。



智は少し休みなよ。

朝から京都に行って日帰りしてんだから。


ん...ありがとな。潤。



潤がそう言ってくれたから...

ソファにゴロンと寝転がった。



ベッドで少し寝たらいいのに。


...少しでも...カズの近くがいいんだよ。笑


ふふっ....分かった。笑


少しだけ仮眠取るわ。

何かあったらすぐ起こして?


うん。



潤にそうお願いして...ゆっくり目を閉じた。





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部屋に戻って...ペタンと床に座り込んだ。

もう...キャパオーバー寸前の頭の中を

何とか整理しようとする。



...一旦...落ち着いて...考えろ。俺。



言葉に出して自分を落ち着かせる。



まず...今の俺の状況は...ヤバいって事だよな...。龍白翆って名前のアヤカシに...

魂を狙われてる...。


納得は出来ないけど...理解は出来た。うん。


...魂取られたら...やっぱ...死ぬよな...。

それは絶対に嫌だし...。



まだ...俺にはやりたい事が沢山ある。

絶対絶対...死にたくない。



魂を守る為に...より安全で対応の出来る

斗真さんの所に行く。それも...理解出来た。



斗真さんの所には...術者も沢山居るんだろうし...。俺みたいな素人じゃ分かんない事も

プロなら絶対大丈夫。うん。



...それよりも...理解出来ない事...。



そうボソリと呟いて...左薬指を見た。



...俺が...大野さんと...結婚.....。



それが一番...理解も納得も出来てなかった。






To be continued.