...堕 ちたか。笑
男の体をベ ッドに降 ろし
男のナ カから自 身を引 き抜 いた。
...全 力で抱 いたの...初めてじゃね?笑
男をベッドに残 したまま
シャワーを浴 びに行 き 欲 を流 す。
そのまま浴槽にお湯を貯めながら
部屋に戻り冷蔵庫から水を取り出した。
ベッドの端に座り水をごくごくと飲む。
はぁ...旨ぇ。笑
水が旨いと思うなんて久しぶりだわ。笑
それにしても...コイツは何者なんだ。
女みたいな風 貌で男だし。
どう見ても...20歳前後のガ キだろ。
なのに...俺の 上で 腰 を振 るコイツの
乱 れた髪の隙 間から見えた瞳に...
思わず目を奪 われた。
コレがギャップってやつか?笑
その妖 艶な瞳に...
一 回持 ってかれちまったし。苦笑
まぁ...目が覚めたら聞けばいっか。
男を抱 き抱 えて風 呂場に連 れて行 く。
後処 理をして...それでも起きなかったから
抱 き抱 えて浴 槽に入 った。
放 った 熱 も綺 麗にしバスローブを着せて
ベッドに寝 かせた。
スースーと寝息を立てて眠る姿に...
さっきまでの妖 艶さは全くなかった。
コイツが起きるまで...俺も少し横になるか。
男の横に滑り込むと...
フワッ...と男の匂いが鼻を掠めた。
赤ん坊の匂いの様な...何かホッとする匂い。
何か....不思議なヤツ。笑
そのまま...男の目が覚めるまでと
俺も目を閉じた。
・*:.。.・*:.。.・*:.。・*:.。.・*:.。.・*:.。
...ん...。
ふと...意識が戻る。
あれ...何で俺...寝てるの?
瞼を開くと...見知らぬ天井が見えた。
...ここ...どこ?
隣に人の気配を感じゆっくり体を動かすと
知らない人が...眠っていた。
...誰...?
脳をフル回転させ記憶を探る。
昨日...俺はどこで何を...。
男の人が...寝返りをうつ。
その時...フワッと...男の人の匂いが
鼻を擽った。
...あ...この匂い...覚えてる...。
その時...一気に記憶がよみがえって来た。
俺...アイツらに...ク スリを盛 られて...。
それで...この人が...助けてくれた。
ク スリを抜く為に...
俺はこの人に...いっぱい抱 かれた。
...抱 かれて...嫌 じゃなかったのって...
初 めてかも...。
この人は一体誰なんだろう?
あのお店の人なんだろうか...。
ふと...シャツの裾が捲れてるのが
目に入って...思わず目を見開いた。
捲れたシャツの隙間から...刺青が...見えた。
気付かれない様にそっと
シャツを持ち上げて背中を見た。
この人...ヤクザ...なんだ...。
背中の見事な彫り物に...魅入ってしまう。
思わず...その背中に指で触れてしまった。
...ん...。
触れた事で男の人が身動いだ。
...けど...起きる気配はない。
そっとシャツを戻し
ゆっくりとベッドから降りる。
辺りを見回して...俺の鞄を見付けた。
鞄から携帯を取り出し時間を確認して...
焦った。
...早く...戻らなきゃ...。
じゃないと心配して...探しに来ちゃう...。
男の人を起こさない様に
静かに服を着替えた。
...助けてくれて...ありがとう...。
ベッドで眠る男の人にそう一言呟いて...
そっと部屋を出た。
To be continued.