【秋嵐】~大宮~ 22 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。










...カズ...。



大野さんが僕を呼ぶ。

その声に...眼差しに...ドキドキが加速する。



...側に...来てくんないか...?



大野さんの切ない表情に胸が苦しくなる。

震える足を一歩前に出し

大野さんにゆっくり近付く。




・*:.。.・*:.。.・*:.。・*:.。.・*:.。.・*:.。・*:.。.・*:.。.・*:.。




カズが一歩一歩、ゆっくり近付いて来る。

早くカズに触れたくて

オイラの手が届く所まで近付いた瞬間

カズの腕を掴みグッと引き寄せる。



わっ...。



カズの短い悲鳴と共に

オイラの胸の中にカズを閉じ込める。



...大野...さん...?

オイラ...お前が...カズが好きだ...。
ずっと...オイラの側に...居てくんないか?



胸の中に閉じ込めたカズの体が

ビクッと震えた。



...カズ?



何も喋ってくれないカズの体を離し

俯くカズの顔を覗き込む。



...うぅっ...ひっ...く...ふっ...。



カズの泣き腫らした目から

新たな涙がポロポロとこぼれてた。



...僕も...大野さんが...好き...です。
ずっと...貴方の側に...居たい...。



泣きながら笑うカズがすげぇ可愛くて。

オイラの理性の糸がプツンと切れた音がした。

カズの左手を引き寄せ

オイラの左手でカズの後頭部を押さえると

カズの唇にオイラの唇を重ねた。





To be continued.