備前焼:窯跡めぐり。前編〜南大窯〜 | [岡山]備前焼の里・伊部(いんべ)より/一陽窯(いちようがま)木村敦子

[岡山]備前焼の里・伊部(いんべ)より/一陽窯(いちようがま)木村敦子

  岡山県:伊部(いんべ)備前焼の里の中心地に店舗・工房を構える。JR赤穂線:伊部駅より北150m 旧山陽道沿い。
  登り窯・作業場 随時見学OK。ご案内希望の際はご予約くださいませ。ichiyougamaatsuko@gmail.com

備前焼は1000年の歴史があります。

伊部には当時使われていた窯跡がたくさん発掘されています。
この度、発掘調査の第一人者:石井啓さんの案内のもと史跡巡りに行ってきました。
JR伊部駅に集合をして、お天気にも恵まれ出発です。
 
はじめに、鎌倉~室町時代の備前焼が全盛期の頃に使われていた共同窯【南大窯】
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50メートルの長さ。
窯を支える中心にある柱の跡から推測すると
天井は2.3メートルあったと考察されるそう。
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壁が一部残っていますよ。
 
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両脇には、窯道具や製品にならなかったものが地中13メートルから埋もれています。
見える範囲のものは江戸時代末期のもの。
 
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人形徳利の破片。
石井さんがわかりやすく丁寧に説明してくださいました。
 
この大窯は明治時代の変化に伴い使われなくなります。
 
先人達の暮らしに想いを馳せながら現在の伊部の街を見下ろしました。
 
壮大な景色でした。
 
次は江戸時代から昭和初期まで使われていた天保窯跡です。
 
つづく。
 
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一陽窯の作品はロクロ成形ののち
登り窯で約10日間かけて焼いた作品。
ひとつひとつ表情が違う1点もの。
 
あなたにぴったりの作品と出会えますように
一陽窯へのお越しをお待ちしています。
 
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   備前焼窯元『一陽窯(いちようがま)』
岡山県備前市伊部670   
年中無休  営業時間:10:00~17:00 
ichiyougamaatsuko@gmail.com

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