春の気配を感じるときは、いつも花粉を感じるとき。
いつもありがとうございます、一葉です。
お目目がかなり痒いです。右目も左目もすごいです。
もともと私は外出をあまりしないタイプで、それというのも子供の頃、入院ばっかりしていたからその影響が出ているのだろうなと。それでも花粉攻撃にやられてしまう昨今。
そんな中、本日お届けするのは原作沿い両片想い蓮キョです。甘酸っぱい奴です。
でもこんな感じのお話は過去にも書いた記憶があります。ま、いっか ☆短いし。
■ 颶風来たる ■
さりげなく肩を抱いて
自分へと引き寄せて
ふらつかせた君を支える仕草でさらに強く抱き寄せる。
驚いて見上げた瞳が容易に俺の胸を締め付けて
これが恋の痛みってやつなのか…って、恥ずかしながら実感した。
それは突然のことだった。
暴れ馬のような突風があの子のスカートを狙い目がける。
なにが起こるかなんて容易く予想できたから
君を思い切り引き寄せて
体を絡ませ密着させ
左腕は君の背に
右手はお尻にぴったりと。
だって、そうしないと絶対君が恥ずかしい思いをするって咄嗟に思っちゃったんだ。
これ、本当だよ・・・・・?
「 …っ……あぅっ……つ…るが、さん…… 」
「 はい・・・ 」
「 こ・・この体勢は・・・かなり危険な気がします。だ…って、敦賀さんの右手が…私のお尻を… 」
「 うん、分かってる。けど、じゃあ手を離しても? 」
「 それは困りますぅぅぅ。だって絶対スカートがめくれちゃう気がしますからぁぁぁ 」
「 だろ。風が止むまで少しだけ我慢して? 」
「 ふぁああぁぁぁ…っ…いぃぃぃ 」
力が抜けるような返事が笑いを誘い
つい腹を抱えるように上体を倒してしまった。
俺からの圧を感じたのだろう最上さんは
むしろ暑いと呟いた。
・・・本当だね。
今日の颶風は冷たくて
だけど君とこうしていると小さな温みが心地いい。
「 それか、このままの姿勢で君を抱き上げて建物に入ってあげようか? 」
「 そ、そんな技を持っているんですか、敦賀さん 」
「 技ってほどか 」
俺はどっちでもいいけど。
このまま君と抱き合っているのも
さらに強く抱きしめるのでも。
「 敦賀さんにお任せします 」
「 ・・・了解 」
同意を得てさらに強く抱きしめる。
「 …っ……ぅんっ 」
「 可愛い喘ぎを聞かせるな 」
暴れ馬のような颶風が少しだけ
彼女との距離を近づけてくれた気がした。
E N D
颶風(ぐふう)・・・強く激しく吹く風。もと気象用語で風速32.7メートル以上の強風をさした。
⇒颶風来たる・拍手
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